Via Salina (19)Sentier du Sel 再訪!

Sentier du Selを2023年12月末に再訪しました。去年掲載時の写真は2021年9月のもの。いくつか見落としがあったのでまた歩きたい、しかし2023年のスイスは11月、12月に長雨、12月初めには冷え込みがきつく標高1000m近辺でも雪となり、春まで無理かなあ、と思っていたら12月下旬に暖かい日が続き、雪もなさそうなので決行。

まずはPlambuit駅から上った先の製塩所跡。

塩水の塩分濃度を上げる巨大施設Graduationの石積みの柱です。

Maison du facteur des Salines、Salins sur OllonまたはMaison de Salinsの建物のすぐ手前。解説板もそばにあり、見落とさないと思います。解説板は以前よりずいぶん増えている印象。

白い建物の壁にはDirecteur des Salines・製塩所の所長の家ですよ、のプレートあり。

12月末なので向かいの山に雪が積もっています。

建物があるのは最初の地図の947 Salinesとある場所です。ここから、前回私は左側の舗装路を歩きましたが、今回はハイキング方向板の表示通り、遠回りする道を歩きます。製塩所の建物ともう一軒の建物の間、二股に分かれた道のうち、上って行く道を行きます。

途中で森の中の道に入っていきます(表示あり)。すると、解説板があり、

この窪みのところに一番最初に掘った塩源へのトンネルの入り口がありました。現在は土砂が崩れて穴は分からなくなっています。

Panexへと下りる道。この石垣も年代物とあるけど見かけは普通。

正面にDent du Midiの山並み。

Panexの集落。下から通り抜けます。1700年代につくられたらしき家々が連なります。ここにあるレストランはNon Stop、つまり食事時以外の時間帯でも(一日中)暖かい料理が食べられます。昼飯、夕飯以外は飲み物だけのところも多いので貴重。メニューは数種類限定ですが、頻繁に変わるそうです。

そうそう、よく見たら、解説板を支えている柱は塩水輸送管!木をくり抜いて管にします。先端が細くなっているのは、別の管とつなぐため。

「Antagne, Glutieres」バス停から車道を渡った先に2022年11月に倒れてしまった栗の木が、横倒しになった姿のまま保存されています。

そしてLes Dévensの集落。Antagnesの集落から現役の塩鉱山Mines de sel に下りるまでの間は高台にあるブドウ畑の中を歩き、Dévensを含む平地が眼下に。

右側の2軒の建物が昔の製塩所だったようです。なるほど、上からの方がずっと良く分かりますね。

こちらはBexの町の中心部から駅方向へ少し行った所。巨石Pierra Bessaのそばにあった解説板によるとかつての保養高級ホテルGrand Hotel des SalinesはSalines駅の近くとのことでしたが、この建物の前の解説板(Sentier du Selシリーズとは別の解説板)によると、ここがGrand Hotel des Salinesだったところ。現在は一般の集合住宅。

Rue Centraleに面して3棟の建物がコの字型に並んでます。

次回からはVia Francigena再開の予定。

歩行と写真は2023年12月末

Sentier du SelのHP:

https://www.cumgranosalis.ch/

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