Elm (11) いつか越えたいSegnespass

Elmの最後は果たせなかった道のりの記録。Elmの町中心から東へ行ったところにロープウェー駅があります。

Elm Tonibergのロープウェーに行く途中。このロープウェーは次の日に乗る予定で下見に行ったのでした。

青&赤の小屋(まさに小屋)から右上にケーブルが出ています。これがロープウェー駅。

近くにはハイキング道の分岐方向表示板。行きたかったのはSegnaspassへの道。

これがSegnaupassルート。全行程を峠の反対側まで歩くと8時間かかるのだけど、峠のこちら側とあちら側でロープウェーを使うと歩行距離は5時間くらいで済むので大丈夫だと思ったのだけどなあ。

赤丸が付いた緑線のうち、青■(それぞれがロープウェー駅の二駅)を楽すれば高低差は500mくらいでSegnespass。そして峠の向こうはグラウビュンデン州。だからロマンシュ語表記でPass dil Segnasの記述も。

そして峠の近くにはMartinloch、例の「穴」があるんだそう。ある年、Elmの人が年に二回しかない特別な日に朝日が穴から教会の鐘楼に差し込むのを待っているも、光が来ない。なんと、グラウビュンデン側の人がいたずらして穴に何かを詰めて光が通らなくしていたそう。峠・穴の西側Glarus側は急峻で崖なのに対し、東側はずっとなだらかだからこそできたこと。

ロープウェー駅への道を確認して大回りして村に帰る途中。ハイキング道表示ありだけど薄暗くなってそれなりの歩きごたえのある道でした。川の近くには昔黒板を作るのに使ったスレート板岩の名残でしょうか。

ロープウェー駅から東側の斜面を通ってDorfまで これが結構ハードだった 川沿いの道がよくわからない

まあ何とか町まで戻る。そして翌日、朝のうちはものすごく曇っていたのでつい弱気になって峠越えの登りをあきらめたところ、段々と晴れてきて午後には快晴になったという残念無念!うーむ憧れのSegnespass越えでこの日のためにちょっと鍛えていたのだけどなあ・・・いつかまた越えることができるだろうか?

Sardona世界遺産の範囲は左側のElmから州境と山を越えてグラウビュンデン、北側St.Gallenの3州に及んでいます。Segnespassを越えてFlimsへかけてはなだらかな中に湖が点在しているらしい。やはりスキー場なのでロープウェー&レストランが点在していて、こちらのほうがファミリー向け(気軽に歩ける)ではあるそうです。乗り上げ断層以外にも様々な地学ポイントが点在しているそうで、もうちょっと英語版も含めてちゃんと解説してくれればいいのになあ。

写真と歩行は2021年8月下旬

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