ワインを買おう(2)「試飲」ができて買える店、1軒目

Fullyの観光サイトにはワインやブドウ畑についての記述がいくつもありますが、そのうちDegustation、地元のワインが飲めて買える所を4か所紹介してあります。

3か所はFullyの東側、SaxeとMazenbrozにあり、

(1)Oenothèque de Fully

赤枠がついたバス停が「Saxé, Café des Amis」。このバス停から西に数分のバス通り沿いにあります。木曜日の午後、それに金~日の10~20時までの営業。中に入ると丸テーブル多数にカウンター。片側の壁にはワインが並んだ棚、その奥に大広間。スペースには暖炉があって火が燃えててシンプルながら雰囲気は良かったです。

バス停から向かいの斜面のブドウ畑

週替わりのメニューには8種のブドウの品種とその後に蔵の名前、グラス1杯1dl=100mlの値段(3~8CHFくらいだった気がする)が書いてあります。値段的に普通のレストランなどのワインリストと変わらないですが、半分サイズ50mlの料金設定があった点が「試飲」ができる店らしかったこと。瓶単位なら棚にあるだけの種類が飲めます、買えます。瓶で買ってその場で飲むと持ち帰りに比べて10フランくらい高くなりますが。

この日、買ったワイン4本、合わせて63フラン(Cornalin、Humagne Rouge、Johannisberg、Muscat ブドウの品種ごとに並べられた棚から、それぞれ一番安いのを選ぶ

店はマダムが一人で切り盛りしているので、おつまみというかサイドメニューは「ソーセージとパン」「チーズとパン」それぞれ9.5CHFのみ。ポテトチップスも棚に見えましたが。ソーセージを頼んだら、サラミみたいな長いのが1本丸ごとでてきて自分でナイフで切ります。パンはValaisのSeigle(セーグル)という黒パン、それの薄切り5センチ四方くらいのが10枚。スイスの適正価格。

Oenothèque de Fully のぼりが目印だが外観は割と普通の住宅

帰りにワインを買って帰りましたが、我々以外のお客は普通に一杯飲んでそのまま帰っていき、喫茶店替わりの店としての利用も大ありです。ノンアルコールなら地元の果実ジュース。この一帯、ブドウ畑は山の斜面ですが、下の平地は一面アンズやリンゴなどの果樹。コーヒーマシンは見あたらなかったしメニューになかったから無い?ワイン棚はブドウの品種毎に並べてあり、1本10フラン台から高いのでは30フラン台くらい。高いほうは気にしていなかったのでよく覚えてないけど。値段明記で選びやすかったです。マダムが蔵20軒から直接仕入れているそうで、確かに次に行った別の店に比べるとお値段に手頃感がありました。

残りの2軒、地図上の2番と3番は隣のバス停「Mazenbroz」から東に進み、南方に出ている大きな通りを行ったところの2軒。

(2)Pavillon agritouristique “Café Les Glariers”

は土曜午後と日曜休み。(未訪)

Chez Victorineの外観

(3)Chez Victorine

月曜から日曜まで無休で営業していますが1月中に2週間の連続休みがありました。(未訪)

次回はFully4軒目の店、Fol’terres

<2022年2月17日追記:2月17日より、スイスではワクチン接種証明書の提示が不要となりました。マスクは公共交通機関、病院、介護施設以外は着用義務が解除となりました(これらでは暫定的に3月末までの義務)!>

2022年1月末現在スイスではテイクアウトや屋外席を除く、飲食店での室内での飲食にはワクチン接種かコロナに罹患したQRコード付きの証明パス&身分証明の提示が必要です。日本のワクチン接種証明書はそのままではスイス(&ヨーロッパ)では通用しません。スイス側に申請してスイスで通用する形式のを発行してもらう必要があります。それにかかる日数や方法について、コロコロと変更があるのでスイスへの来訪をお考えの方々は、くれぐれも余裕をもって念入りに準備することをお勧めします(準備しても状況の変化で突然に変わるのですが)。

写真、店への訪問は2022年1月中旬、その際の記録です

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