Via Francigena(36)St-Saphorin(サン・サフォラン)

Rivazから20分余り、

St-Saphorin(サン・サフォラン)に下りていきます。

ハイキング表示は回廊の先をそのまま真っすぐですが、回廊のすぐ隣の建物が教会で、

入って奥、その右手に「Visite musee(博物館への入り口)」があり、階段を降りると

発掘品のちょっとした展示と、奥には遺跡らしきもの。St-Saphorinはローマ時代のVilla romaine(ローマ時代の町)の一つでした。現在のフランスからレマン湖畔を通ってローマ帝国へ、St-Grand-Bernard峠を経由してつなぐ道、つまり私が今歩いている道筋、その途中にあったのがSt-Saphorinの町でした。西暦47年の印がある道標が残っています。湖からの「津波」で当時の集落は崩落した斜面の下となりましたが、その後その上に教会が建てられました。

St-Saphorinには鉄道駅、公共トイレ、レストラン2軒、飲み物のセルフ販売所があります。レストランの1軒はお高めの店ですが、終日営業で食事時の合間の時間に飲み物を飲むくらいだったら「普通」のお値段だった記憶。

先ほどの教会の横の道に戻り、階段を上って行きます。

St-Saphorinの町を見下ろす。中世そのままの小さい町。

St-Saphorinの町の写真を見て、既に見たことがあるなあ、と思った方、正解です。2017年に始めたこのブログ。その一番最初の頃に、ハイキング道と道標の説明として、VeveyからSt-Saphorinまでの道のりを書いています。今回は逆方向。

St-Saphorinからそれなりに急な坂、ここに来てまた上るんかい!上りきると車道に出ます。今までの道も車が通ってましたが、もっと車が遠慮なく飛ばしてくる道。

歩いていると、自分が歩行者専用道にいるような錯覚を起こしますが、決してそんなことはなく、一般道を歩いているのでご注意を。

線路を越えます。LausanneからVeveyまでの鉄道は湖沿いを走る線と斜面の上方を走る2線があります。今超えたのは「山線」の方

St-Saphorinから20分、Veveyの町が見えてきました。

段々と下りていきます。

正面奥に見えるのはNestle(ネスレ)の本社建物。今年いっぱい月に一度一般見学会で中に入れます。

4月下旬、ブドウの葉は場所や品種によっては出始めた樹があるくらいでまだまだ。タンポポは綿毛を付けていました。

St-SaphorinのHP:http://www.saint-saphorin.ch/saint-saphorin/tourisme-lavaux/

写真と歩行は4月下旬

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