Via Francigena(3)L’Aubersonの先の国境付近は広々

地図右端のSte-Croixから西に高台にある森を抜け、L’Auberson(ローベルソン)に来ました。L’Aubersonの西にはフランスとの国境線がありますが道(車道)はそのままフランスに入っていき、最初の町がLes Fourgs。

L’Aubersonと同じように街道沿いに家が並ぶ”Village-rue”と呼ばれる形式の町。

Ste-Croixと同様Les Fourgsもローマ帝国時代から「通り道」として知られていた場所だそうで、L’Aubersonとともに街道町として発展(発展というにはとても小さい町だけど)したことが見て取れます。幸いにVia Francigenaのハイキング路は今は車やバイクがバンバン通る車道を避けてなるべく草道を通るようにしてくれています。

Via Francigenaはまだ西へ続きますが(Douane税関とある国境まで、あるいはそのままフランス内を通ってイギリスに面した海岸まで)、私はL’Aubersonの中ほどから、地図上では薄紫の点線で印をつけた道を通ってSte-Croixへ戻ることにしました。

この道は現在の地図ではハイキング道表示が外れていますが、少し昔の地図ではハイキング道の印がついていて、また現地でも取り忘れた表示板があるところもありました。ちなみに左手の先に国境があるわけですが、この辺りは川、山、谷などの境になりやすい地形物がなく、ずーっと平坦な高地が続きます。何故L’Aubersonはスイスに、Les Fourgsはフランスに属しているのか?L’Aubersonに関して言えば、Ste-Croixの教会領に属していて、Ste-Croixはベルン州の支配下に入ったからのようです。Les Fourgsはおそらくその逆だったのではないかしら。

La Chaux-de-Ste-Croix。ここからはハイキング表示のある道。

昔Franc Castelという見張り兼税関があった場所を左に、そこから少し歩いて出た車道を横断、右側の草くぼ地に下ります。

この草地では道がほとんど消えてて分かりにくいのですが、右手の小川に平行にどんどん行き、

森の入り口に小川に渡した小さな橋、そこにハイキング道表示の黄色の菱形がついているのが見えます。

森の中は自然保護区の解説板があり、Entre roche(岩の間)を通って

その先も微妙に道が分かりにくかったです。あまり人が歩いていないんじゃないかな。ここではスマホのSuissemobileアプリが大いに役に立ちました。

Col des Etroitsのバス停がある車道に出たら、例の対戦車ブロックがずらり。そうだ、ここは国境に近いんだった。

再びSte-Croixに下りていきます。Ste-CroixとLes Fourgsの2つの町は国が異なるけれど長い間交流があったわけで、国境周辺&両側を歩く一日コースLe sentier des bornesがあるのでそのうち歩いてみたい。国境散歩コースはここだけでなく色々なところに整備されています。

L’Aubersonの公式HP:

http://www.lauberson.ch/

Fourgs側

https://www.les-fourgs.com/parcours/3-le-sentier-des-bornes.html

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