Lausanneとその周辺の公共交通機関、主にCFF(SBB)連邦鉄道より北側部分のマップ(一部を切り抜き)。
CFF(SBB)の鉄道線路が地図の下部分を東西に横切り(黒の線)、真ん中辺りにLausanne駅。バス、Metro(メトロ)M1とM2の2路線、鉄道LEBとバラエティに富んでいます。
中心部のバス密集地帯。右から、前回のSt-Francois(サン・フランソワ)、Bel-Air(ベルエー)、Chauderon(ショードゥロン)のラインはほとんどのバスが経由する3大バス停。St-FrancoisとBel-Airの間は青色のイラストGrand Pont(グランポン 大きな橋)が描かれています。この超重要な橋は2022年に10か月以上に渡り車通りが封鎖され、大改修工事が行われました。なお、バス路線やバス番号は流動的です。工事などでも変更されるし、今後新設される地下鉄線などにより大きく変わるはずです。
Bel-AirとSt-Francoisのバス停留所の間、すぐ横に「Lausanne-Flon」があり、駅名の下にピンクの丸、緑の丸、18,22,60の数字があります。それぞれメトロM1とM2の2路線(濃ピンクの線)、LEB(緑線)、3つのバス番号の発着駅です。Lausanne-FlonこそがLausanneの交通の要所!そして谷底にあって上部と橋やエレベーターでつながっています。
右側は定期券などが買えるTLの販売所。Flon駅は左側の建物の中。地下鉄M2の前身、湖畔の駅Ouchyからの路線La FicelleはOuchyとFlon駅の間を走っていました。
下端中央にLausanne鉄道駅。黄緑の文字で左からChauderon、Bel-Air、St-Francoisのバス停。Ouchy-Olympique駅からのメトロM2路線(赤の線)はGare、Flon、Ripponne-Maurice-Bejart、Bessieresと経由して更に北上しています。このM2路線、激しく曲がっているんですね。それに気づいた時はかなり驚きました。。Lausanne駅からBessieres駅までは3駅ですが、旧市街の場所によっては下手に地下鉄乗るより歩いたほうが早い場合もある!
Flon駅から紫の線が鉄道LEB(Lausanne-Echallen-Bercher)。建物がびっしり建ってる地区を抜けて畑作、麦作地帯のGros-de-Vaud、Echallens、Bercherまで続いています。麦の道を歩きに行くときに使った路線。もっとも近年はどこの郊外も住宅建設がすごいことになってますが。Flonからの深緑の線・メトロM1、通称ツォルはローザンヌ大学やEPFLを経由してRenensまでを結んでいます。
これだけ複数の路線が入っているFlonですが、乗り換えは大変に便利です。その理由の一つには、駅には改札が無いこと。Lausanneを含むVaud州のほぼ全域はMobilisという交通システム圏内にあり、域内はZone(ゾーン)制で一枚の切符でバスと鉄道などの公共交通機関が乗り継げます。
運賃は出発地から目的地まで、通過するゾーンの数によります。同じゾーン内だったらどういう経路で行っても料金は同じ。ただし、Zoneの数により切符の有効期限(購入してから1時間~4時間)が決まります。4Zone以上なら、2倍の料金で一日有効券になる仕組み。改札がないからこそ可能なシステム。有効時間内の圏内の切符があれば、鉄道(連邦鉄道もLEBも)バス・地下鉄も乗り降り自由。乗り換え自由、どういう経路でもOK。
そういえば最近、駅などにある切符の自動販売機の仕様(画面表示)が大幅に変わりました!今までも慣れないと分かりにくかったのですが、改定後にはさらに複雑になった印象。後で解説紹介しようかと思いますが、選択ボタンが増えた半面、切符の有効期限(時間)を知らずに買ってしまう失敗はなくなると思います。切符購入時に出発地と目的地を決定すると、候補となる列車の発着時刻が画面に出てきて選択するようになりました。フランスなどの切符購入機械と同じ形式になりました。
TL(Lausanne交通)のサイト
なお、Lausanneのホテルに泊まると市内の交通機関乗り放題の切符がもらえるはず。
https://www.lausanne-tourisme.ch/en/lausanne-transport-card-and-more/
TL(Lausanne交通)切符のお値段(1Zoneのみは駄目で2Zone以上から買える)
https://www.t-l.ch/en/travelcards-and-tickets/tickets/mobilis-tickets/