Swiss Vapeur Parcの舞台裏

2022年9月、Swiss Vapeur Parcの見学説明会に参加しました。Journée européenne du patrimoine (ヨーロッパ文化遺産の日)時の特別公開で、この年のテーマは「余暇時間」。

機関車の回転式扇状格納庫。

ここまでは屋外なので入場料を払って入れば、外から眺められます。

それでは見学会参加者の特典、普段は見られない内部の見学!

この日解説をしてくれたのは本業は学生さん。園内の蒸気機関車、電気機関車を運転しています。園内は専業・固定給の人以外に学生さんや週に何日か手を貸す人など様々な人たちの働きで成り立っています。

ガイドしてくれた学生さんも自宅にミニ機関車を持っているそうで、元々はミニ機関車愛好家が自分たちの楽しみのために機関車を走らせる場所を探して始め、

一般人も乗って楽しめる施設へと拡大していったそうです。以前はAigleにあったのを、1987年に今あるBouveretの、放置されていたサッカー場の跡地に出来ました。

そういうわけで、格納庫には機会があれば敷地内を走らせたいと思っている、個人が所有するミニ機関車が満載。

そりゃあ自分の家に持っててもいいけど外を走らせたいよね。

整備用の工具や器具

牽引する機関車は蒸気機関車と、以前はディーゼルエンジンも多かったそうですが今は電気機関車に移行中だとか。

地元のTPC、MOB、レーティッシュ鉄道やマッターホルン・ゴッタルトバーン、BLS、歯車付きのMontreux-Rochers de Naye鉄道等々。アメリカのアムトラックは一番重くて1トンの重量。前回の記事でこうした機関車の写真はほとんどないですが、写真の中に人の顔が入ってしまうからで、実際は色々な列車が走ってます。

園内を走っているのは電気機関車が多いですが、格納庫の膨大なミニスケールの蒸気機関車コレクション、場合によっては所有者自らがお客を乗せて運転。

Swiss Vapeur ParcがあるBouveretは列車かバスかCGNの船でアクセス可能。湖畔にはレストラン多数。トイレも比較的多くあります。

https://swissvapeur.ch/en/

RTSのラジオ番組Gare a vousでBouveretとSwiss Vapeur Parcについて語られています(ただしフランス語)2022年5月の放送

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