Via Francigena(72)サン・モーリス駅の回転機関車庫

崖の上に広がる高台を北側から歩いてきています。矢印がLes Bassex(レ・バッセ)。その西側に広がってるのがVérossaz(ヴェロッサ)。

左側前方が崖で下に落ちています。

正面奥にCatogneの頂、St-Mauriceの市街からEvionnazに向けて延びる道。

Les Bassex(767m)に入る手前で分岐。下り道。

Les Casses(488m)までジグザグ道を下りてきます。ジグザグが大きく、下り自体はそれほどきつくない。St-Mauriceの城からの上りもそうだったけど、比較的歩き易い道。

大分下りてきました。中央に、

くすんだピンク色の建物とその左に小さな教会堂があるのですが、それがVerolliezの教会堂。St-MauriceからVia Francigenaを再開して最初の目的地。

下り切って、Les Cassesから駅に向かいます。左手の崖の上の高台から下りてきました。

黒の半円、中に通じている赤の細線は線路。

すると前方に丸い建物。半円形で反対側は線路につながっています。Rotonde=回転機関車庫はSt-Maurice駅への鉄道の開通に伴い1859年に最初のがつくられました。1905年につくられた2代目が、使われてはいないが残っています。

直径18m、13の機関車を収容可能。整備して博物館にする案も出たが実現せず。窓から覗くと機関車らしきものが見えました。なお、Jura州Delemontの回転機関車庫は引退後も立派に整備され、見学もできます(団体のみ)。

https://delemontregion.ch/element/rotonde-cff-a-delemont/

St-Maurice駅。垂直の崖がすぐ背後に迫っています。駅舎の左側のすぐ上の崖の表面に小さく建物が描かれているように見えますが、これは本当の教会堂でして・・・

クリーム色の外壁なので薄っすらと見えます。後で上ってみましょう。

駅にはトイレあり。キオスクあり。

駅のホーム。

RegionAlpes。

通りを歩きます。一本道の両側にはイートイン可のパン屋、食事処多数。

さてMassongexよりValais(ヴァレー)州を歩いています。プロテスタント州Vaud(ヴォー)州からカトリック州に変わりました。町の入り口にドーンと大きな十字架が掲げてあることが多いのはカトリック地域の特徴です。宗派の違いによりVaud州とValais州では祝日がいくつか異なっています(基本、スイスの祝日はキリスト教関連)。また学校の休み、1週間とか2週間のやや短いものから、6~7週間の夏休みまで週単位でズレてる可能性大(年度によって変わる)。隣の州でも休みが違うというのは意外に便利で、スキー場などのリゾート地の混雑が分散します。

それと、VaudではChasselas(シャスラ)と呼ばれるブドウ品種がValaisではFendant(ファンダン)になります!スイスでお馴染みだけどスイス以外ではほとんど見かけない白ワイン用のブドウ!また、ほとんどValaisでしか栽培されていないブドウ品種がとても多いんです。上のワインリストだとPetite ArvineやJohannisberg(ヨハニスベルグ)がそうですね。数字はグラスで一杯当たりのお値段。ここは庶民的かな。

写真と歩行は2023年11月、12月、2024年2月

Rotondo Delemontの写真が載ってるページ:

https://www.volldampf.ch/fr/Rotonde_Del%C3%A9mont

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