Lausanneを歩く(7)Lausanne大聖堂は左右非対称

Colline de La Cité(コリーヌ ドゥ ラ シテ)に向かいます。青四角のメトロの駅から広い広場、対面の四角い建物の横を経て東手の丘。

Place de la PaludからM2のRipponne-Maurice Bejart駅(標高502m)への階段を上り、駅内から更に階段を上ると

Place de la Ripponneに出ました。Ripponne-Maurice Bejart駅は真ん中あたりの平べったい建物。この写真は背後にあるPalais de Rumineの建物に上りかけた所から。

緑の線で囲んだのが大まかな丘。1・Palais de Rumine、2・大聖堂、3・Château St Mairie、4・Vieil Evêque、5・現 州議会。2の上にGymnase de La Cité。

Palais de Rumineの中には博物館や図書館が入っています。中は通り抜けができるので、開館中であれば中に入って内部の階段を上るかエレベーターで反対側に出て、道路や通路に出ることも出来ますが、

右横の階段を上ります。Vieille Ville(旧市街)の市役所があるPlace de Paludからも上り坂&木製の階段で着けます。

Palais de Rumineから車道に出た所。両側に木の階段、もしくは右手に見えるスロープ。

今日は階段を上ってばかりですね。階段を上りきると、

Cathédrale de Lausanne 大聖堂。標高537m位。

高い尖塔がColline(丘)の上に建てられているので市内の遠くからでも見えます。昔はきっとどこからでも見えたんだろうな。メトロM2のBessières駅からならエレベーターで上に出て大聖堂目指してPont (橋)de Bessièresを渡ります。

中はプロテスタントの教会なので地味ですが、入って左奥にあるステンドグラスはMajor Davelを記念したもので(1932年制作)

ステンドグラスの下には石板があります。1723年4月24日にVaudのために命を懸けたDavel将軍

この日は晴れていても、もやっていてあまり遠くは見えませんでしたが、それでも大聖堂の前の広場は開けていて眺めも抜群。空気が澄んだ日にはJuraの山々まで見えます。

Vieil Evêqueの建物。9世紀末からローザンヌの大司教が、手狭になって別の建物ができるまでの5世紀ほど住んでいました(次回の建物)。現在はLausanneの歴史博物館。

桜の季節

Cathédraleと言えばGuet(ゲー)の存在です。1405年より、つまり600年以上に渡り、毎晩夜の10時から午前2時までの毎時、塔の最上部、開けた四方向からGuetと呼ばれる生身の人間が「C’est le guet, il a sonne dix ! 10時だよ!」と叫ぶ。コンサートとかやってて特別にうるさくない限りは、下のRiponne広場辺りでも聞こえる。

Guetが叫ぶのは2本ある塔のうち、四角い形のこちらから。オープンになってる回廊から叫ぶ。Guet、つまりは「見張り」がこうして時を告げるのは昔はヨーロッパの各地で見られたそうですが、Lausanneの大聖堂では今でも続いている。2019年の6月の女性権利デモ時に初めて女性のGuet、女性なので「Guette」が時を告げたが、2021年8月より毎晩ではないけれど定期的に初めての女性Guetteが叫んでいるそうだ。そして、今はお金を払うとGuet体験ができるんですね。75mの高さにある塔まで階段を上らなければならないけど。

あるクリスマス時の内部

Guetについての記事:

https://www.lausanne.ch/vie-pratique/quartiers/cultes-et-temples/guet-de-la-cathedrale.html

https://www.cathedrale-lausanne.ch/points-dinterets/le-guet-et-la-tour-de-beffroi/

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