夏の旱魃で干し草が不足:カナダから輸入します

スイスの生活

夏のスイスでお馴染みの放牧された牛さん達。ひたすら草を食んでいます。

草を刈った後が薄く筋になっているのが分かる

夏の間はお外で草を食べているわけですが、牛舎に戻った冬には何を食べているのでしょうか?トウモロコシなどの穀物も、ですが、新たな草が(それほど)生えないし、もしかしたら雪で草面が覆われているかもしれない寒い時期には、春から秋の間に刈り取って貯めこんだ「干し草」です。

ちょっと見たところ、長閑に見える光景ですがそこでは懸命に冬に向けての草刈りが行われています。

写真で見ると大したことないが、斜面だらけのところを万遍なく綺麗に刈り取る。熟練の運転です

牧草地の草は、草刈り機で刈った後の地面をかき混ぜるような機械で集め、

あちこちで草刈の真っ最中

厚みのある縞模様にしてからそれを巻いてロール状、それを梱包して保存します。

さて日本でも報道されているように、前例のない干ばつに襲われたスイス。暑さ&水不足により干し草にする草が全く足りてません。60万~80万トンの干し草を何処からか輸入する必要があるそうです。例年ではフランスから10万トン、ドイツから5万ドン程度を輸入しているのですが、今年はヨーロッパ中で旱魃。干し草の奪い合い!!!

というわけで、スイスは今年はカナダのアルバータ州から大量の干し草を輸入することになりました。遠い!トラックでの陸送と海運で遥々運んでくるのです。高くつきます。

草を刈った後と、まだ刈ってない部分の色の違い

干し草づくりは大切です。夏になると牛を高地に連れて上り、そこで育てるのは、牛を冬場には無理な標高の高い場所の草を食べさせ、その間、標高の低い地元で生えた草をせっせと刈って貯蔵しておくためです。高地に牛を連れて上るのは、牛飼いもその地で過ごさなければならないので大変です。

6月くらいに連れて上った牛を、9月下旬から10月初めにかけて、下りる際には牛と牛飼いが着飾って行進する祭りを見ることもできます。でも近年は、水不足で予定よりも早く牛を下ろさなkレばならないことも多いんですよね(そして牛の運命は・・・ソーセージになってしまうのかも)

今回の写真は年代も場所も様々な牛と放牧地の写真。最後のこの写真は2022年9月末、Appenzellのもの。高地で過ごした牛を下ろしてきて、品評会のような機会かな。この時の事もいつか書ければいいな。

RTSより、カナダから干し草輸入しますという記事:

Sécheresse en Suisse : du fourrage importé depuis le Canada
La Suisse devra importer cet hiver entre 600'000 et 800'000 tonnes de fourrage en raison de la sécheresse estivale. Mais...

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