続・ブドウ畑の道(8)Guérite Brûlefer

この行程の楽しいところは、ブドウ畑の中でワインが飲めること。しかもとびきり眺めのいいブドウ畑のそのまた上で。Dégustation(試飲)とあっても有料ですが。

一軒目はLe Cube Varone。Cube=キューブ=立方体、建物の形からの名前らしい。入り口から階段を上がったところにあり、

通り過ぎてから振り返って、ちょこんと見える赤い建物。

Cubeの先には、20人以上の団体での予約が必要なClos du Chateauもありますが、どんどん歩く。歩くにつれ、右手の斜面がどんどん急で狭くなってきている!

左手の丘がSionのTourbillonとValèreの丘。

右手も左手もものすごい斜面。垂直に近いような。

そしてどんどん高くなる石積みの壁。この石積み壁は、セメントなどのツナギを使っていない積み上げ壁。

水路と通路がギリギリある幅であとは壁、僅かな幅のブドウ畑があって、また石積み壁という段々ブドウ畑が続いている。

遥か下にはローヌ川と鉄道。ローヌ川に平行して電車が走ってますが、列車の窓から眺めてもすごい壁。

Guérite Brûlefer。Guériteはブドウ畑の真ん中にポツンとある小屋でヴァレー州のフランス語圏ではそう呼ばれています。ブドウ栽培のための器具を置いておいたり、作業員が泊まっていたことも。今は車でひとっ走りできるけど、昔はそうじゃなかった。BruleferとはFer(鉄)をBruler(燃やす)という意味かしら?そのくらい暑い(熱い)という意味だろうか?

2024年は木曜~日曜の営業。住所がBisse de Clavauなんですね。そしてBisse沿いの道からまた階段を上る必要があります。写真は階段の下から見上げたところ。屋内スペースが限られており、屋外での飲食がメインなので悪天候時には閉まる可能性があります。

一軒目のCubeと同じCelliers de Sionの経営。2軒とも春先から10月末くらいまでの営業で、冬期は休業。ちなみにここに限らずブドウ畑はどこも日当たり良好な故に暑く、この一帯は特に特に夏はものすごくものすごく暑いです(ブドウ畑を歩く時の注意参照)。給仕してくれた方に聞いたところ、やはり夏はすんごく暑いそうです。冬にも営業すればいいのに~とも思うけど、屋外がメインの飲み場所ですからね。Cube、Bruleferは閉まっていても、Bisse沿いは冬期でも問題なく歩けます。

Sionの町まで下ります。St-Léonardから2時間半、6㎞余りの行程。平日にもかかわらず相当数の人が歩いており、大人気のコース。この石壁の高さはちょっと類を見ない、と思います。Cube、Guérite Bruleferともに、最短でも近くのバス停か駐車場から、Cubeは30分、Bruleferは10~15分、Bisse沿いを歩く必要があります

歩行と写真は2022年10月下旬

Le Cube, Guetites Bruleferを経営しているCelliers de SionはSion郊外に年中無休のショップを経営、ガイド付きツアーなども催行しています。

https://celliers.ch/en/

Guerite Brulefer:

https://bonvin1858.ch/guerites/

Le Cube:

https://varone.ch/en/the-guerites/

https://celliers.ch/oenoparc/#cube Cubeは金~日の営業(2024年)

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