スイスの温泉(2)制限時間は3時間

この連載で今回取り上げるスイスの温泉施設は(お金を払えば)誰でも入れるタイプの施設です。宿泊施設が併設されている場合、宿泊客はほぼ無制限に利用できると思いますが(しかし日本の温泉付きの宿と違い、朝8時とか9時に開いて、夜7時とか8時で閉まってしまう!)、日帰りの一般客は滞在時間が3時間程度に制限されていることが多いです(一日利用の設定もあるかも)。

Leukerbadthermeの腕につけるタイプの磁気鍵。入館時間も記録される

受付で料金を払うとカードキーの類を渡され、これを入口のゲートなどにタッチすると入館時間が記録され中に入れます。3時間というのはこのゲートをタッチして水着に着替えてシャワーを浴びて温泉プール等でゆっくりして、服に着替えて出てくるときに再びタッチするまでの時間。時計は内外の目立つところにあるはずです。

磁気キーはロッカーのボッチ部分に押し付けて鍵の開閉ができます。左手の緑のスペースは更衣スペース

3時間、あっという間ですが、ぬるま湯とはいえ水圧の中を移動したり泡に当たったりしているとそれなりに疲れるので妥当な時間だと思います。

このボッチに磁気キーを押し当て緑に光ればOK。赤だとエラー。かなり強めに押し当てる

料金は大人で25フラン以上かしら。多種多様のジャグジーや流れるプールが何種類もあろうと、内外プールが一つずつのシンプル仕様であろうと、料金はどこもそれほど変わらない印象。アトラクション(?)の少ない簡素な造りを好む人もいるみたいでして。なんて言って、実は入館に80フランするところもあるのだけど(行ったことない)、それはさておき。

ずらっと並ぶロッカー。日本のプールと同じですね(Leukerbad Walliseralpentherme)こちらは普通の銭湯で見られる手首につける普通の鍵

必要なものは、まず水着。そしてバスタオル。更衣室より先は靴は脱がなければなりませんがビーチサンダルはOKのようですが無くてもOK。体・髪兼用の液体石鹼がシャワースペースにあるかもしれないが、無いのも普通です。日本の日帰り温泉施設のように、洗い場に洗顔料から乳液まで色々そろっていることは、まずありません。くどいようですがプールです。

こちらは更衣スペース。両側に扉がある

ドライヤー(フェーン)はあります。サウナでは、バスタオルを体の下に敷け、とあります(Dry useと書いてあるのは、そういう意味)。お湯につかるのはほどほどにして長椅子でくつろぎたい人は本やペットボトルなど一式をもちこんでますね。

よくある更衣スペースの構造。こちら側と向こう側の両方に扉。茶色の見えているのが着替え時に物を置いておけるスペース

入館からの流れは一般のプールと同じですが、プールと違って男女の別は無いです。服、靴、荷物を置いておけるロッカールーム、隣接して更衣スペースがあると思います。

入ったら両側の扉を閉め(物置スペースに鍵がかかる装置)、反対側から出る

ロッカーは昔ながらの銭湯でも見かけたタイプの手首につける鍵と、入り口でもらった磁気付きキーで開け閉めをするタイプもあります。施設によっては更衣スペースの両側が扉になっています。片側から入って、反対側から出るとシャワーコーナーへとつながってます。つまり細長い更衣スペースがロッカールームとシャワーコーナーを隔てている構造。ロッカーに残しておく荷物の他に、バスタオルなどはプールの近くやサウナ室の前にフックや棚があるので置いておけます。

フェーン(風)はスイスではドライヤーの俗名

写真はLeukerbadの温泉施設

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