1日目、ThusisからViamalaまで歩きました。上の地図の下端にあるバス停まで。
Thusis駅とバスターミナル。ThusisまではChurなどからレーティッシュ鉄道で。ThusisはAlbula線の始点で、あの高架橋や線路クルクルが出てくるわけですが、Via Splugaと並走するのはバス。ここから黄色の郵便バスが何路線も出ています。
この歩いてる人はオブジェ。ジャコメッティを模しているのかどうかは知らないけれど、ど真ん中にいらっしゃいます。画面左奥に黄色のハイキング道の方向表示板が見えますね。
Thusis(697m)からは歴史の跡をたどる複数のロングトレイルが出ています。赤丸をつけたのがVia SplugaでThusis駅からはいきなり駅の反対側へ、新興住宅地から川を越えて隣町に向かうので、
Thusisの旧市街をちょっと見てみたい方は歩き出す前に。まあ、自分で現在地が把握できていればコースをきっちり進まなくてもいいですよ。小さな街ですが古くから経済や文化の交差点でした。
すぐに隣町のSils、 Sils im Domleschgが見えてきました。
Silsから町の南斜面の山肌を上ります。レーティッシュ鉄道と平行に。
こちらは今日の進行方向、深い谷の間を進むわけですが。
その前の寄り道がBurgruine Hohenrätien。Rätien城の跡。城と教会堂のセット。
一部「私有地」とありましたが、そこそこ中に入れました。
標高は948m。三方が崖なので防御バッチリ、眺め良し。しかもThusis、Silsからのアクセスは簡単。
Thusisは峡谷=必然の通り道、ここを通ると近いよ、の戦略重要地点。
だったら敵に備えて見張らなきゃ、の城です。
城を離れると、片側が急な崖になります。高速道路と車道はトンネルに入る上を歩いていきます。
50番の道がVia Spluga。35番はWalserと呼ばれるValais(Wallis)を起源とする人たちが移住した地を巡る長大なWalserweg。Via Splugaはこのまま峡谷沿いを歩きますがWalserwegは途中から離れ、山に点在する集落を結んで行きますが、二つの道はまた合流し、この先も離れては合流を繰り返します。Via Splugaが最短ルートをとるのに対し、Walserwegは山中の仲間の集落を順々に通っていく感じですね。全般的にVia Splugaの道標は相当丁寧についています。整備する人たちの気合と心意気を感じます。
写真と歩行は2013年8月下旬
城の公式HP
ThusisからAndeerまでの部分を州の公式サイト内のVia Splugaコーナーから(英語)
https://maps.graubuenden.ch/en/tour/hiking-trail/50.01-thusis-andeer-viaspluga/9717531/
そこからなんと3D地図(3D flight)で経路をたどってくれます