Fontanaを出発したのが11:40
地図上にも表現されてる岩、岩、岩とそれをつなぐ小径。
Splüi di Chièri は別名Pradoi dai Rondol=ツバメの岩。「Splüi」は綴りにかなりのバリエーションがありますが、岩を屋根に、その下の空間を囲って家畜小屋や餌や食料を保管するのに利用した建築物です。
二階建てでヤギがいた階と干し草を収納した階は分かれていました。
ちょっと下ったところには
小型だがもっと保存状態の良いヤギ小屋。
上から見たところ。屋根になっている岩の上に刈った草を置いて干していました。そう、人より先に岩があり、動かせない大きさならば、岩の下の空間を活用していました。
コースはここから出戻って登り返した先を進みます。
12時35分、Sabbione(標高646m)の集落が見えるすぐそばで、
これなどは、巨大な岩の下を掘って地下蔵にしたもの。屋根部分が地表の高さです。斜面にある岩だからこそですね。谷ではどんなわずかな土地でも貴重で、岩の上だろうと耕作可能なら穀物やジャガイモなどを植え、収穫物はヤギが近づけないところ(=岩の下の貯蔵庫)にしまっておきました。
Sabbioneの集落に入ります。
こういうのを柱廊っていうのでしょうか。Sabbioneには柱廊を備えた谷で最も古い建物の一軒があるそうで、これかしら。
離れてみるとこんな感じ。
歩行と写真は2014年5月中旬