Via Albula / Bernina (12) Beverまで

Spinas(1815m)からBever(1708m)まで歩きます。5㎞の道のりはほぼ平坦の道で歩きにくい所もなく、1時間程度の所要時間です。

Spinasの駅横のホテルレストランの建物から離れる

Beverin川に沿うように線路、道(一般の車両は通行不可)、少し離れてハイキング道があります。前々回のAlbulaトンネルの近くに分水嶺がありましたね。Thusisからずっと伴走してくれていたAlbula(Alvra)川はこのトンネルの近くに源流があり、やがてRhin(ライン)川となり、ドイツを通って北海へ流れ出ます。

Beverまで川と鉄道と平行に歩く

一方Beverin川を選んだ水の行きつく先はルーマニア、黒海です!BeverinはBeverでInn/En(イン/エン)川に合流します。Inn川はグラウビュンデンのMaloja(マロ―ヤ)峠の北Piz Lunghinを源流とし、Segl、Silvaplauna、St.Moritz(サン・モリッツ)などの湖を経由してオーストリア、そしてドイツのパッサウでドナウ川に合流します。

Spinas-Bever間を歩いたのは10月中旬のことでした

この先のBeverの駅があるSt.MoritzとScuol(シュクオール)の間は、鉄道はInn/En川沿いを走っています。なぜ「Inn/En」と表記しているかというと、この川はスイス(グラウビュンデン)を流れている間はInnではなくEnという名なのです。この地方はEngadin(エンガディン)と呼ばれるのですが、これは「En川の庭」という意味です。

Beverの町

Engadin(独)、Engdina(伊)、Engiadina(ロ)と呼ばれるEn川流域のうち、BeverやSt.Moritzなどの上流地域がOberengadin(独)=Engiadin’Ota(ロマンシュ語)、Scuolを始めとするEn川下流地域がUnterengadin(独)=Engiadina Bassa(ロマンシュ語)となります。どちらもすごく綺麗な所です!

Bever。建物をつなぐ橋

ついでのトリビア:En川の源流近くのLunghin峠はトリプル分水嶺です。Inn/ En川→ドナウ川→黒海。Julia川→ライン川→北海→大西洋。Maira川→Po川→Adriatic海→地中海。

Historic Hotel Chesa Salis
名門貴族Salis家のお屋敷がホテルになってます。

33番のハイキング道をたどると、Beverの町をいったんは見下ろし、町の裏から回り込むようにして入りますが、町&駅への最短距離をとる道への分岐も出てきますので、急ぎの方はこちらをどうぞ。Bever(標高1708m)は人口616人、19世紀半ばまでは全員が話していたロマンシュ語ですが、2000年には19%のみ。67%がドイツ語を母語としています。

教会のフレスコ画の壁

Beverの家々と街並みは本当に美しいです。スーパーVolgがあります。何軒かあるホテルのうちの一つ、Chesa Salisは名門貴族Salis家のお屋敷がホテルになってます。注意点としては、昼間の時間帯にはThusisからの列車はSpinas及びBeverを通過します。この先のSamedanまで行ってからバスか列車でBeverへ戻る形になります。バスの本数は多いです。Beverから線路が分岐しており、SamedanからSt.Moritzへ行くのと反対方向に、En川に沿ってScuol/Taraspへの路線が続いています。En川沿線に点在する集落や町はどこも壁面の模様が美しい家並みの宝庫です。中でも有名なのはGuardaでしょうか、観光客が家並みを見に来ています。

Beverを含む地域の観光局のサイトhttps://www.engadin.stmoritz.ch/sommer/en/

Beverのサイト

https://www.gemeinde-bever.ch/tourismus/willkommen-aktuell.html

ホテルChesa Salisのサイト

http://www.chesa-salis.ch/uk/home

地図はhttps://map.wanderland.ch/

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