個人的な意見

スイスの生活

クレディスイスとローザンヌ駅の工事とフリブール国際映画祭

クレディスイス(CS)の創業は1856年。私が以前書いていたゴッタルド鉄道(ゴッタルドトンネルを掘ってスイスを縦断する鉄道を作る)の建設資金調達のためでした。創業者Alfred Escherは鉄道事業の他に、連邦工科大学チューリッヒ校の創設...
スイスの生活

スイスの税金の話(3)引っ越しても住所を税金が安い州に残す

昨年2022年、ドイツ語圏スイスのZugの出身、フランス語圏のVaud州には大学の博士課程のために来て、しかも学生生活を終えて間もない30歳という異例の若さ、つまり政治の実務経験はほぼ無し、地盤もほとんどないはずの「よそ者」女性が選挙で当選...
スイスの生活

スイスでの税金の話(2)とにかく容赦ない課税

年が明けると、銀行・保険会社などから前年度の締め書類が送られてきます。あるいは電子書類をダウンロードするか。まずは収入。給与所得者だったら一年分の給与総額、そこから年金や失業保険などが引かれた後の「手取り」金額。この時点で「税引き」はされて...
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スイスでの税金の話(1)スイスの確定申告は全員義務

3月15日は日本の確定申告の締め切り日でしたが、スイスでの税金申告の締め切りもこの日。もっとも、この申告に限っては締め切りがゆるく、紙媒体の郵送にしてもオンラインでの申請にしても、この日を過ぎても割と大丈夫。期限内に送ったら税金が安くなるこ...
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スイス映画 Last Dance(ラスト ダンス)

その夫婦は互いに約束をしていた。先に逝った方がやりかけた事を、遺された方が引き継ぐ。妻Liseの趣味はコンテンポラリーダンス。プロとアマが共演する舞台に向け励んでいた時に急逝。妻との約束を果たすため、夫のGermainは、公演を4週間後に控...
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スイスのお正月、2023年1月のスイス

新年は、爆竹と花火で始まります。年々花火が大掛かりになる気がする。午前0時と共に打ち上げられるはずが、20分近く早く、フライングでバンバン音がしていたし、午前1時過ぎまで続いていて、うるさかったーーー空には星が見えるくらい晴れていて、それな...
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スイスの政治(9)自党の利益となるように他党の候補者を選ぶ

Widmer-Schlumpf氏は閣僚を2015年末まで勤めました。退任時には「ミスをしなかった」と惜しまれた非常に有能な人でした。そしてここが多党が協力して内閣を形成するスイスのシステムの特長なのでは、と思うのですが、元々は保守派SVP/...
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スイスの政治(8)2007年の閣僚選挙は謀略による大激震

最後にもう一回だけ閣僚選挙の話。2022年の選挙結果のサプライズ度合いは2007年12月の閣僚再任承認投票以来の衝撃、と言う記事も見かけましたが、それは4年前の2003年から始まります。7人の閣僚は現在4つの上位政党が2、2、2、1人割り当...
スイスの生活

スイスの政治(7)何がそんなに意外でバランスが悪いのか?

Elisabeth Baume-Schneider氏が選出された時、驚きとともに言われたのが「内閣構成員のバランスが崩れた」ことでした。何がそんなに問題なのかというと、まずは言語圏バランス。来年からの内閣構成員7人のうち、ドイツ語圏:フラン...
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スイスの政治(6)社会民主党の1枠は大サプライズ

9時20分 SP/PS(社会民主党)代表の挨拶と2候補者に関する説明。また退任するMaurer氏に対し、普段は同じ意見じゃないけどお疲れ様、との言葉。続いて投票。9時42分 1回目の投票結果発表 有効票243中、Baume-Schneide...

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