今までのパンは塊パン、ナイフで切り分けで食べるパンで、スーパーのパン売り場ではその日に焼いたのを袋(密封ではない片側が開いてる袋)に入れて売られています。パン売り場ではその他に、クロワッサンのように小さくて一人でその場で食べきれるパンも売ってます。
今回はそうした個別パンのうちで地域限定パン!Vaud(ヴォー)州のパンです。周辺のフリブール、ヌーシャテル、ジュネーブ州でも売られていることもあるようですが、フランス語圏スイスに限られており、ヴォー州がメインのパンです。ヌーシャテル州ではrasure, razureとも呼ばれるようです。
Taillé aux greubonsは層が重なったパイ生地にGreubonが入っており、練り込まれていて目視できないこともあり、また粒が見えることもあります。昼間の食事時に食べられるし、白ワインのお供、飲み会時のつまみに供されることもしばしばです。
では、肝心要のgreubon(grabon, grattonとも)って何?豚の脂身を細かく刻み、とろ火で溶かしてラードにする過程で出た余剰物、これを昔ながらの方法で精製して匂いや味が取り除かれたものなんだそうです。それをさらに細かく刻んでパイ生地になり込んだという訳。
2001年にヴォー州の州都ローザンヌにあった家畜処理所が閉鎖されてからgreubonの生産も急減しているそうですが、2001年までは年間120~150トンほど生産されていたそうです。そういうわけで、もしかしたら減少傾向にあるパンかもしれません。値段はCOOPで一個1.95CHFでした(2026年10月)
作り方のレシピはありますが、まずgreubonを手に入れなければならないからハードルが高いです。最初に食べた時は、ベーコンか何かが入っていることを期待したのに、ほとんど何も入ってない~と意外に思いましたが、程よい塩味がついており、ただのパイ生地を焼いたものとは大きく違います。
Swissmilkのレシピ:

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