暑い、熱い、暑い! Lavauxに限らずブドウ畑の中を歩く際の注意です。
日当たり抜群、森の中と違って木陰無し、アスファルト道の照り返しもキツイ。Lavauxでは、3つの太陽が照らすと言われています。空からの太陽光、湖面からの照り返し、古い石の壁が昼間ため込んだ熱の夜間の放出。
前々回までのLutryからVeveyまでの写真は4月下旬に撮ったもの。このくらいの時期ならそれほど暑くならないことが多いですが、5月に入るとあっという間に暑くなります。本当はブドウの樹に葉が茂った頃の方が写真映えはするのですが、暑い!
実に多くの人々が夏休み時期に歩いていますが、無理は禁物です。全行程を通して歩こうとは思わないで適度に電車やバスを利用しましょう。船に乗って湖側から眺めるのも良いですよ。幸いに、適度な距離で村々が出てきます。ただ、駅やバスの停留所は町の中心部から離れた所にあることが多く(特に電車の駅)、電車を降りて、周囲を見回してもブドウ畑やワイン蔵がすぐ目の前にあるとは限らないです。
公共交通機関とは別になりますが、オープンタイプのミニ列車(遊園地にあるようなの)の運行もあります(私は乗ったこと無し)。その名もラヴォー・エクスプレス(急行):
LutryとCullyの2か所から出発し、それぞれ上方のワイン蔵がある集落を回って一時間程度で出発地に戻ります。4~11月の、それぞれ週3日のみの定期運行。料金は大人16フラン。1時間で回ってくるというと、下車して歩く時間は無いのかな?
度々申し上げているように、歩いているのは歩行者専用道ではありません。一般の車の乗り入れが禁止されている道路でも、ブドウ畑の作業用の車両は走っています。しかも、仕事が終わるかどうかがかかっているので結構飛ばしてきます。観光客は作業をする人の邪魔にならないように!
とにかくブドウの世話が多い夏、そして収穫時期には特にです。収穫時期は場所やブドウ品種によりますが9月頃が多いです。収穫した後も葉は残り、更に色づくので9月下旬以降のブドウ畑は歩き易く、美しいです。葉は茶色になり落ち、また枝を剪定し、ブドウ畑は冬を迎えます。
さて、私のブログではお馴染み、スイス全土にハイキング道(ハイキングの人用の専用道、遊歩専用道ではなく、一般の道を利用している)網があり、公共交通機関の駅、町の中心(教会が目印)などの地名が記された黄色の方向表示板、道すがらには黄色菱形のマークがついていて、慣れると非常に便利です。
どこを歩いても自由ですが、この表示に従って歩くとなるべく車道とかぶらないようになどの配慮がされてるのと眺めの良い場所へ連れてってくれることが多いのです。参考までに、便利なサイトとして:
スイスのハイキング道が全部スマホの中に!のアプリ Schweizmobilについての記事
ちなみにLavauxで最も広範囲に栽培されているブドウの品種はChasselas(シャスラ)。同じブドウがValais州ではFendant(ファンダン)と呼ばれ、白ワインになるブドウでキリっとした味わいでフォンデュやラクレットなどのチーズ料理やpercheなどの淡白な魚に合います。