先月、コロナ以降初めて泊りがけの旅をした。この1年半、家から交通費が片道1000円以上の場所にはほぼ行っていなかったので久々の遠出、ドイツ語圏のスイス!前回、英語表記はあまりないという話をしたのでその続きでいうと、
(1)私が泊まったホテルのテレビがドイツ語での放送のみ。一昔前までのスイスのホテルでは3~4つの言語の放送局のが少なくとも1チャンネルずつは見られた気がするが見事にドイツ語でしかなかった。SRF(スイスドイツ語ラジオテレビ)自体が1チャンネル分しかなくて、残りは全部ドイツの放送局で英語さえ一つもない状態。ドイツの放送局の放送内容が素晴らしいならまだしも、・・・な内容なのに!(※私が泊ったのは安い部類の宿でしたが、お高い宿なら英語完備だと思われます)
(2)ホテル内の掲示も全てドイツ語だった。ホテルの朝食はビュッフェスタイル。コロナをめぐる情勢はスイスでも急激に深刻化しつつあり、配膳入口に消毒液と手袋。私はドイツ語の注意書きは理解せず、手袋は気になる人はご利用ください程度の「任意」だと思っていたら「義務」だった。ホテル内の文言、通常のものなら大体想像つくけど、そんな大事なお知らせなら英語でも書いてよ!
ちなみにホテルの支配人はイタリアからの人、食堂でサーブしてくれる人も含めて皆さんホテル業務に必要な会話なら数か国語をこなす。なのになんでだ?
(3)訪れた地域が2か所ともユネスコ世界遺産内に入ってた(それが目当てだったわけではないけど)。ElmはTectonic Arena Sardonaという、地球が出来た当時を知れるプレートテクトニクスだとか、地学的に面白い事象が観察できる場所。しかし残念ながらドイツ語のみの説明板。ちょっと見てキレイ~ではない、説明されなきゃ価値がわからないスゴさなのに。世界遺産って英語で表記する義務があるのだと思っていたけど違うんだ・・・
英語表記がとても少なかったことはともかく見どころの多い場所でした。次回からKandersteg、次にElmの滞在記です。
写真は2021年8月
Kandersteg 公式観光局サイト
ユネスコ世界遺産 サルドナ テクトニックエリア公式サイト Tectonic Arena Sardona:https://unesco-sardona.ch/?lang=en
ユネスコ世界遺産のサイトから
https://whc.unesco.org/en/list/1179/
コメント
プレートテクトニクス!学校卒業以来初めて聞いた単語です。なんて懐かしい…。タダシドイツ語ではありがたい説明もわからず残念!
二つのプレートの重なった線が見られる貴重な場所だったんですよ~なのに地元民さえよく理解してないと思われる謎のスポットでした。佐渡島のジオサイトももっとちゃんと宣伝・整備すれば超貴重な観光資源なのになあ。