シヨン城からVilleneuve(ビルヌーブ)まで歩きます。
モントルーからシヨン城までは歩いて1時間前後。手入れが行き届いた花壇と湖と山を眺めながらの文句なしの遊歩道なので、とにかく人が多い!落ち着いて歩くには、平日か週末のなるべく早い時間をお勧めします。シヨン城からVilleneuveまでは30分。城を過ぎると人の数もずっと少なくなります。
高速道路のこの存在感が玉に瑕。
Villeneuveの中心地に近づいています。正面の雪を抱いた山はDents de midi。
Ville(町)neuve(新しい)という名に反し、町は800年以上の歴史を誇っています。レマン湖を船で運ばれた荷はVilleneuveの港で陸揚げされ、陸路またはRhône(ローヌ)川を運ばれました(またはその逆)。駅前のCOOPに入ると、中世の要塞港だった時の石積み壁が保存されてます。
町中心からすぐ鉄道駅がありますが、湖畔歩きを続けると、その先には湿地帯が広がり、ローヌ川を越えると隣のValais州。ずーっと平坦です(場所によっては水はけが悪い)。
CGNの船着き場。後ろには鉄道駅。「Vevey, Funiculaire」からのトローリーバス、以前はVilleneuveが終点でしたが、2019年より延伸してちょっと先のRennazまで続いています。写真左には小さくて見えにくいですが、インドの建国の父ガンジー像。Villeneuveに住んでいた仏作家のロマン・ロラン(Romain Rolland)宅を1931年に訪れました。
ロマン・ロラン宅には他にインドの詩人タゴールも来ています。他の著名人では画家のOskar Kokoschkaが晩年27年間をVilleneuveで過ごしています。
Villeneuveの旧市街は中央の真っすぐな通りと、その両側に平行な道が沿うシンプルな形状。
湖畔からほど近い沖に小島Ile de Peilz。右側の山はMont Pelerin。
Via Francigenaのコースは駅に向かいますが、湖畔をそのまま歩くとEau Froideという名の湖に注ぐ流れに出ます。その先、ローヌ川を越えてBouveretまでの湿地&森林は自然保護区Grangettesで鳥の観測適地でもあり手軽で人気のハイキング路(人も自転車も多い)。次回は、駅から線路&Eau Froide沿いを歩きます。公共トイレは駅、船着き場、湖畔に何か所かあります。
Villeneuveの観光案内所は駅前の教会のような建物:
https://www.villeneuve.ch/net/Net_Villeneuve.asp?NoOFS=5414&Sty=&NumStr=80