Via Francigena(43)Nestlé(ネスレ)の本社見学

CorseauxからVevey方向の湖畔にひと際目立つ建物があります。数字の383とある所。

円形の建物とYの字が二つ繋がった形状。世界最大の食品メーカーNestle(ネスレ)の本社。

大改修を終え、一般向けガイドツアーに行ってきました。ツアーは2023年の1~12月の第2土曜の午前中。おそらく今年のみです。Montreux-Riviera観光協会のサイトからの事前申し込み制

1958~1960年にかけての建設。それ以前はパリのエッフェル塔でおなじみのEiffel氏(1832~1923)の別荘があった場所です。

廻り階段を下から見る。

無人のオフィス。数年に及ぶ大改修は電気系統など(ネット需要など1960年の建設当時は考えてなかったでしょうから)表に出ない部分が多く、見かけ上はほとんど変化なしだそうです。去年は以前勤務していた人たちを対象にしたお披露目があり、「そんなに長い時間をかけて、どこを改修したのかわからない!」

この巨大な建物の冷暖房は、すぐ隣の湖から取り入れた水を建物内に循環させることで冷やしたり温めたりするのだそうです。!通常の電気を使った「冷暖房」は無し、超クリーン。マジですか!

私が訪れたのは1月初めなので霧が出てました。無人のオフィスですが、寒くはなかったです。

さてこのYの字を2つつなげた形の建物。2棟の建設時期が異なり、最初の建物に2棟目をくっつけて建てました。そして説明してくれた人(ネスレではなくVevey市の歴史広報担当者のようでした)にも誰にも分からないのだけど、2棟の建物の一階当たりの高さ、床から天井までの高さが違う!

2棟の継ぎ目に生じた「ズレ」は上の階に行くに従って更に拡大していきます。

継ぎ目部分を下から見た所。

継ぎ目。左側に見えるガラス張りの建物に今いる建物を継ぎ足しました。左の建物の方が高いので、スロープ、後方には階段でズレをカバーしています・・・

今いる建物から古い方の建物を見る。

隣の建物とこちらの建物の継ぎ目の段差。階段(右側)とスロープ(左側)。

しつこく接続部分。上の階ほどズレは大きくなります。

訪問は2023年1月

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