Bignasco

久しぶりのValle Maggia。前回のFusio、Mogno、Pecciaへ行くにはLocarnoからのバスをBignascoで乗り換えます。Bignascoから川&谷&バス路線が分岐してます。

Bignascoの北にCavergnoというもっと大きな町があるわけですが、今回はBignasco。Cevioの北。

Bignascoのメインの市街地は写真の中央に見えるMaggia川とBavona川に挟まれた部分ではなく写真の右手に広がってるのですが、この町で見逃せないのがLa lüèraという狼への仕掛け罠を含む岩の連なっているところで市街地の川を挟んで反対側、写真の左手の斜面にあります。

La lüèra Vallemaggia turismo発行の観光案内書から

こんな感じに巨大岩が連なってます。最初の地図の左下に岩っぽく描かれてるところです。

Bignascaの集落から橋を渡って反対側(バス停がある西側)へ。標識版に沿って斜面の道を上るとこんな感じにI macigni(岩)が出てきます。Bignascoの南の入り口に連なる岩々。

近寄ってみると、巨大岩の下に空間があり、空間の周囲に石が積んであるのがわかります。これは食料を保存しておいた地下蔵かしら。屋根に傾斜をつけて雨水が溜まらないようになってます。

昔は40余りのヤギ小屋があったそうで、中二階構造で木製の餌やり器と藁をためておくスペース。今でも牛小屋や納屋として使われているのもあります。

対面にBignascoの町。それなりに上ってます。右奥に滝。

これが多分La lüèraかな?地図の番号では6番、壁構造が見られますね。

巨大な一枚岩の間を石を積んだ壁2枚で囲ってあります。南側の壁の高さは7mで内部は100平方m以上の広さがある(えっ!)狼トラップ。

隙間から生餌につられてオオカミが中に入ると出口なし。私が立っているのは以前は広大な高さのある空間で、今は土でふさいであります。

これは栗を乾燥させるための小屋かな。木の格子の上に栗を載せ、下で火を焚いて乾燥させたそうです。ワイン、チーズ、肉を保存した蔵もあったとか。

岩巡りを終えたら対岸の市街地に渡ります。

19世紀末に作られた旧Hotel du Glacier(今は住宅として使用)など壮麗な建物もあるはずですが写真撮ってません。山奥ではありますが、北イタリアのロンバルディア式の中庭付きの16世紀に建てられた家々が見られるそうです(これまた未確認)。

ここでもTorba。高床式倉庫。1438年建造のもの。

3基ある橋のうちの一つ。Bignascoを分岐点として谷は西にBavona谷、東にLavizzara谷に分かれます。

写真と歩行は2014年5月中旬

https://www.invallemaggia.ch/it/sentieri/bignasco-e-la-l-uera

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