Via Francigena (21) St-LoupからLa Sarrazへ

2013年4月

Nozon川まで下りました。Croyの近くでは小川だったのが、ここにきて対岸はロッククライミングができるような絶壁に。実際、この先のSt-Loupの対岸ではロッククライミングの名所らしい。川に沿って歩くと

遠くに建物が。

St-Loupには教会と修道女が暮らしている建物、それに病院があります。1852年、St-Loupにあった湯治場のあとに建てられた施設では修道女が病人を世話し、また病院で世話をする人、つまり今の看護師を養成していました。看護師の養成は現在は専門の看護師学校に移り、病院も近代的になりましたが、現在でも修道女が住む建物と教会が病院に隣接しています。

2013年、私の前を修道女の方が歩いていたのが印象的でした。

St-Loup近くの森を抜けると住宅地がLa Sarraz中心まで続いています。

2013

大通りを進むと、

2013

突き当りにTemple Saint-Antoine。黄色の外壁は近隣から採掘された石材。

教会の向かいの17世紀に建てられた家の角に何気なく残っているコレ。上に金属製の何か(鎖と、その先端に丸い輪)が下がってます。

Le piloriというものでして、悪いことをした人が首に輪っかをはめられた状態で2時間ほど立たされ、晒し(さらし)者にされるための台・・・宿題忘れるとバケツ持たされて廊下に立たされてるような感じ?「悪人」の中には盗人、詐欺師、ワイン、油、バターで不正を行った人に加えて不倫女。男側は罪に問われなかったんですね。

参考:Morges観光局サイトからSarrazの晒(さらし)台について https://www.morges-tourisme.ch/en/P72927/the-pillory-of-la-sarraz

地図上では496(標高)とあるすぐ上にある真ん中に点がある白丸の印が教会で、晒し台はその向かいの建物の角です。

その北側にあるChateau(城)。1049年に建てられ、館内は博物館で見学ができます。個人的に貸切ってのパーティーも可。そういえば、スイスに住む人の中にはこうした「城」で結婚披露宴をする人が結構います。60歳の祝賀パーティーなども。天気が良かったら広めの庭でガーデンパーティーできるし。

馬車色々 郵便馬車もあった

そして城主?の馬好きが高じて1982年には向かいの厩舎(大きい)にMusee du Cheval(馬博物館)が開館。

軍用としての馬

ナポレオン1世が使ってた鞍とかGrimsel峠越えの郵便馬車などを含めて実に雑多なものが展示されてました。

2023年現在は予約申し込みのみ受け付けで90フラン!25人まで見学可なのでグループでの見学ですね。

この建物の裏にWCがあった

La Sarrazには複数の飲食店、スーパーなど一通り揃ってます。Via FrancigenaはこのままEclepens、Cossonayへと続いていますが、ひとまずLa Sarraz駅に向かいます。と、駅へ行く途中にMunicipale(行政)の建物があり、その建物の裏側、駅の側に公共トイレがありました。

写真と歩行は2013年4月下旬と2022年11月下旬 馬博物館の写真は2013年6月

Chateau La Sarraz:

https://chateau-lasarraz.ch/

馬の博物館:

https://www.museeducheval.ch/

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