ブドウ畑の中を歩く(11) ちょっとだけbisse

段々ブドウ畑からGrugnayの集落に入ります。突然現れるこじゃれた家々の横を通って。

Le Tséné川にかかるちょっとした橋。

橋を渡ってすぐにBisse du Poteuへの矢印板があったので行ってみました。前回ちょこっと書いた導水路bisseには色々な形態があり、木材や石材でしっかり枠が造ってあるものもありますが、ここのはこんな感じの堀でした。ちょっと見にくいですね。このbisse現役なのかしら?上流に行くと違う感じかも。

Bisse du Poteu、私はちょっとたどっただけで引き返したのですが(赤の実線)、ずーっと上流までたどれます(赤の点線)。地図で赤&紫の線が私が歩いた経路。Bisseを少したどって引き返し(赤の線)、Grugnayの集落内でハイキング方向板を見落とし紫線のように歩き、随分とショートカットしてLosentse川岸へ。Bisseをずっとたどればよかったな。Bisseは上流で川に合流して川から水を得ているのだと思います。

Grugnayの集落内とバス停近くには食事処が2軒ありました。

Grugnayのバス停前からLosentse川沿いに下りた(ハイキング道表示あり)ところのハイキング分岐表示板。川沿いに下りるとChamoson、上っていくとOvronnaz(スキー場と温泉あり。スキー場は小さめ)などにも行けます。

Caveau de Chamoson

川岸を適当に歩いてChamosonの町中に入りました。Caveau de Chamoson。そうそう私は以前の記事でCaveauとはCave(地下室、蔵などの意味)の複数形などと書きましたが、それは間違いです!!!Caveauとは地下室、地下墓所、地下納骨堂などの意味もありますが、酒と料理が楽しめる地下酒場、地下じゃなくても酒場の意味のようです(下戸でもOK)。このワイン連載、きっかけは去年の11月にこのCaveau de Chamosonを見かけ(ハイキング道上にある)、しかしここ日曜日は15時閉店で惜しくも入れなくて・・・ここワイン飲めるんだろうなあ・・・と憧れたことからでした。そして5か月後のこの日も着いたのが14時半過ぎで諦める・・・2回も敗退するとは。

Chamosonからバスもありますが(1時間に2本)出発地の駅に戻ることにします(鉄道は一時間に1本と減る)。

ChamosonからSt-Pierre-de-Clargesへの交差点。両町は徒歩20分くらい。

このあたりのブドウ畑は平坦地で全然違いますね。

St-Pierre-de-Clargesの小学校

再びのSt-Pierreの集落。この町は、昔々はSt-BernardとSimplonの二つの峠の間に位置し、栄えたそうです。両峠とも南へイタリアへ抜ける重要な峠です。

スイスの古くからの集落は、所によってはものすごく保存状態が良い古そうな建物が残っていて、時々ハッとするような建物との出会いがあります。しかしいかんせん大変に小規模です。繰り返し書いていますが、わざわざこれを目当てに来るとがっかりします。数時間ブドウ畑とか畑作地とか森などを歩き回った後でこうした家々に出くわしたらそれを愛でるくらいの期待値でいてください。その時に多少の知識があるとより楽しいかな。

再びのSt-Pierreの教会。この向かいのCaveauで一杯飲み、駅に向かいました。

歩行と写真は2022年2月末

Chamosonの観光サイト:

https://www.chamoson.ch/fr/

一周ハイキング路Sentier du Cep à la cime:

https://www.chamoson.ch/fr/adresses/le-sentier-du-cep-a-la-cime-631/

St-Pierre-de-Clargesについて

https://www.chamoson.ch/fr/a-voir-a-faire-a-chamoson/patrimoine/village-de-st-pierre-2550/

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