スイスで売ってる米の種類が多くて驚いた

COOPの米売り場の棚。ここのは箱入りが多い(今回の写真は全て2020年)

前回のカシミールご飯ではバスマティ米を使っています。インド料理でよく使われる、細長い粒のお米で、日本で馴染みの丸っこいお米と比べるとサラサラ・パラパラとした炊きあがり。

実は、スイスでは、もちろん人によりますが意外とコメが食されています。少なくとも、普通のスーパーで売っています。まずはUncle Ben’sマーク。ワイルドライスとあります。箱に描かれているBenおじさんはアメリカ南部のコメ文化をイメージしているのかしら?現在はパッケージから姿を消していると思います。

同じくBenおじさんシリーズ。左からBasmati、Indien、イタリアン(マスカルポーネ入り)、地中海風。

しかも、バスマティの他にも多種多様な米が!こちらは温めればすぐ食べられるパックですが、Basmati、Indien(インド風)、イタリアン(マスカルポーネ付き)、地中海風。

こちらはCOOPの自社ブランド、お手軽値段のQualite &Prix。左が自由の女神のイラストと「USA」とあってビタミンライス。右がLong Grain、長い粒。

これも長粒タイプ、1キロ2.5フラン。右はCOOP自社ブランドのうち、一番安いPrix Garantieだとさらに安く2キロで2.3フラン(2020年)。今気づいたのですが、Parboiled=パーボイルド と記されているのが多数あり、「Partially cooked, partially boiled下茹で済みの米、あるいは東南アジアでは古くから用いられている方法で加工されたコメ」なんですね。Parboiledではない米とほとんど変わらない方法で調理できるようですが。知らなかった。

こちらはNaturaplan、若干お高いシリーズ。左から長粒タイプ、玄米、ワイルドライス。1キロ3.95~5.95フラン。リゾット用の短い粒のもあります。左からリゾット用(キロ4.3)、Risotto Carnaroli(キロ5.5)。さらに下の段にちょこっと見えてるのが、お手軽価格タイプでCarnaroli、Arborio、Italia、ワイルドライスミックス。リゾットは、スイスでは相当早くから食べられていたようです。

COOPの最上級シリーズFine Foodから。Rizo Venere(紫米)、右のリゾット用のCarnaroli、こちらは250gで3.6フラン。

日本のように、新潟だとか青森だとかの産地の違いや、次々と新種が登場するブランド米は無いですが、なんと、リゾット用だけでも複数の種類があるんですね。COOPの場合、廉価タイプから小金持ちの心をくすぐる高級タイプまで色々そろってますが、格安がウリのスーパーの場合はここまでのバラエティはないです。高級タイプのFine Foodが凄く美味しいかというと、そうでもなかったりもしますが、それは私の個人的な感想。

さらに衝撃の事実:物価が高いスイスなのに、コメの値段は最安なら1キロ1フランからあり(今だと円安で1フラン140円くらい)日本より安い。ただし、精米してから1か月以内のものしか売りませんなどという贅沢は決して望めません。

写真は2020年。よって値段も2年前のものです。

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