思えばここのところ文章ばっかりだったー久々に歩いてみましょう。Martignyから前回の映画の撮影場所でもあるSaillonを通ってLeukまで、Valais州のブドウ畑の中を歩きます。
Martignyの駅から歩き始めます。Martignyの昔からの市街があるのは駅の南側ですが、どちらかといえば昔はあまり何もなさそうな北側へ。地図上、薄オレンジ色が高速道路。その少し南側に黒の大きな建物が二つ並んでるのが大型ショッピングセンター。
ずんずん行って、ロータリーに前衛芸術作品があるのが見えるところまで行くと、左側にCOOPと次にMIGROSの大型複合ショッピングセンターが見えてくる。大型ショッピングセンターの素晴らしいところはトイレを借りられることです!
COOPのショッピングセンターの手前の道を左に行くと、La Dranseの川に出ます。Martigny駅からDranse川まではハイキング道の表示がついていないので自分で適当に行きます。
La Dranse沿いをずんずん。この辺りは標識ありません。右側の果樹はアンズかな?
Dranse川とRhône(ローヌ)川の合流点に出ました。
Rhône川に沿ってあるRhône谷。その北側の斜面にブドウ畑が広がっています。
この写真を撮ったのは11月初めです。12月中旬、ものすごい寒波の後に歩いたら、この川沿いは陰になってて雪が残って凍ってました。ブドウ畑=日当たりが良い、と思っていたので意外だった!谷の底のほうは場所によっては相当寒いです。Pont de Bransonで橋を渡って川の向こう側へ渡ります。
バス停マークがついているところ。ロータリーの真ん中にある「La petite Arvine」とはブドウの品種の名前。ここValaisの固有種。MartignyからFullyまで、大部分はGameyですが、Valaisのブドウ畑では、固有希少種も沢山栽培しています。斜面にブドウ畑が見えますね。11月だと葉が茶色くなってしまっているのと既に落葉してるんですが。
バス停「Pont de Rhone Branson」 右側のバスが通る車道から左の舗装道を真っすぐ行くと10分でBransonの集落へ行けますが、Chemin du vignoble(36番の道)は左端に見える駐車場からちょっと上った道になります(Bransonへ直接行く道もハイキング道になっている)。また画面の右端あたりにほぼ年中無休で営業している”Fol’terres“という地元の食材とワインが買える、試飲できる場所があります。
36番の道は左側にぐいーんと湾曲してBransonからMartignyへ戻る感じで斜面を登り、大回りします。中央奥に駐車場 そこからこんな風に上る道・・・
以降は緑の線で描かれた36番の道をたどります。御覧のようにバス停マークがあるところから湾曲してます、上ってます。
ここ結構わかりにくいのですが、ガンガン上って壁際ギリギリを歩きます。このちょっと先でぐるりと回って舗装路に出ます。
奥に見えるはGranson。 遠のいていきますね。
ようやくグインと回ってGranson方向へ。高いです。
Gransonの手前に見える瓦屋根の互いにくっついている古い家々と、もっと下方の川に近い所に新しめの普通の家々。
Bransonにはローマ帝国の軍事拠点が置かれていました!確かに見晴らしは良さそう。最初のブドウ畑が作られたのもローマ時代。
しかしながらずーっとブドウ栽培の季節だけ人が住んでいて、定住住居が建てられたのは20世紀初めになってからで、最初の学校もこのころつくられました。去年の記事で写真だけ載せたのは、ここを12月下旬に訪れた時のです。
この36番の道全般に言えることですが、ハイキング道はブドウ畑の中、それなりの高度の所を歩き、古くからの集落の上をかすめる様に通っていて、中心を通らないことも多いです。この後別の機会に、この時はロータリーからBransonへ下からアクセスした結果教会や学校などを含む建物のそばを通り、クリスマス時期だったこともあって、わ、キレイ、となったわけです。集落内を通ろうと思ったら意識してハイキング道表示から外れて寄り道する必要があります。
MartignyからBransonまで2時間くらい。この間はバスが1時間に1~2本走っています。
歩行と写真は2021年11月初め
Chemin du vignoble公式サイト:
https://www.schweizmobil.ch/en/hiking-in-switzerland/routes/route/etappe-01175.html
Bransonの説明(Fullyの公式観光サイトから)
https://www.fullytourisme.ch/fr/Decouvrir/Ses-villages/