コロナ禍のスイス 2021年9月 (その2)

ところで夏休みをスイス外の故郷で過ごして来た人の中で、去年もそうだったけどバルカン半島、旧ユーゴの特にコソボなどからの帰郷者からの新規感染者が一時期ものすごく多く、一説には入院患者の8割とか5割とか、こういう数字ってなかなか正確には出せない(出さない)のでしょうが、そういう報道がありました。
9月の初めにチューリッヒで開催予定だったアルバニア祭りが直前に行政側から中止指令が出て物議をかもしました。2019年には2万人の来場者があったイベントで食事とか文化などを紹介する入場自由・無料のイベント。アルバニア系(アルバニアに加えてコソボなどの出身者がそう)に対する偏見だ、差別だ、との意見も出てましたがーーー難しいところです。
そしてやはり9月の初めにあったサッカーW杯の予選、スイス代表メンバーのキャプテンが唯一ワクチン未接種で、症状が出て試合に不出場・・・
とにかくワクチンを打たないと不自由だから打て打て圧力がすごいです。大学や高等専門学校での建物内でのワクチン接種/陰性証明書の義務化。ワクチンを打つかコロナから回復者以外は3日ごとに検査を受けて陰性であることを証明しなければならないのですが、10月1日からは無症状者の検査費用を有料化するかについて、議論が起きています。ワクチン推進派と反対派との間の分断がどんどん深まっているのは事実です。
国会にあたる連邦議会や地方議会での証明書の提示を義務化するかについては結局どうなったんだったけかな?(9月21日追記:10月2日から必須となりました)7人いる閣僚のうち、右派保守派(どちらかというとワクチンやマスクに反対する人が多い)の一人がワクチン未接種でしかも大っぴらに反対の意を表明。以前書きましたが、スイスでは7人の閣僚(うち一人が一年毎、順繰りで大統領になる)が左派から右派まで4つの政党から2・1・2・2人ずつ選出されています。去年からずっと最前線に立ってる保健相に当たるのは左派所属。そして2021年の大統領はワクチン未接種の一人と同じ党に所属。だけど大統領・連邦政府の公式政策としては党派や個人の見解を超えてワクチンやマスク等の政策を推進している・・・という状態になってます。
そういえば入場時の体温チェックって去年の3月から一度もこちらでは行われていないです。アジアの国々に比べて散々な状況のヨーロッパなので検温が効果ないとは言えないけど、とにかく一度もなかったな。
最後にとある駅の自転車置き場に放置された自転車。スイスのマスクには黒と水色のが多いのですが、マスクだらけで現代アートのようでした。7月末の写真なので今はもっとすごいことになってるかも。一日の仕事を終え、電車から降りた人が引っかけていくのでしょう。

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