Caillerのチョコレート工場の秘密

チョコレート列車ツアーでは、Gruyeresで昼ご飯を食べた後、町の入り口の駐車場集合。バスで近くのBroc、チョコレート工場の見学に行きます。Caillerというスイスのチョコレート会社で現在はネスレの傘下。

ミルク缶 「AlpageからBrocへ」「56の農家から」とある

1819年、創業者のCailler氏が最初に作った工房はここではなくCorsier-sur-Veveyというレマン湖畔のVeveyから少し上がったところ。スイス最初の近代的チョコレート工場であり、Cailler氏が自分で考案した機械を用いて生産を自動化。チョコレートが庶民の手にも渡るようになったのはこの人のおかげ。板チョコを考案したのもこの人でした。

この日公開していたのは棒状のチョコレートBranche。

創業者亡き後、跡を継いだ孫のCailler氏はBrocを散歩し、鉄道が通っていて周辺でおいしい牛乳が手に入る!とBrocでの工場の新設を決定。やっぱり牛さんのおかげなんですね

Brancheは「枝」の意味ですが森永小枝よりは太めで直径1㎝くらい、外側がチョコ、中もチョコクリーム。

今でこそ流行りのカカオ増量など色々な種類があるけれど、スイスのチョコレートの本流はミルクチョコレートでした。

この紫のパッケージが安定のミルクチョコ。スイスのAlpage(山での放牧牛)からのミルク入り、とある。近頃は同じパッケージでヨーグルトやチョコクリームも出てます

今でもお年寄りの一押しは、このミルクチョコレートのタブレットであることが多いです。

色々な種類の板チョコ。一部です。

私はナッツ大量投入されたのが好きなんですけどね。1899年にBroc工場での生産が始まり、以来Caillerのチョコはここでのみ作られています。

Branche。これはオリジナルだけど、今は塩キャラメル味とかブラックとか種類が増えた。Cailler以外のメーカーでもあり。

Caillerの工場見学、コースの最後にチョコレートの試食があります。注意すべきは高級なチョコは一番最後にあること!ついつい喜んで安いのを食べちゃったあとなんですよね。お昼もしっかりチーズフォンデュ食べてるとそこまでお腹すいてないし。10年前の話なので変わってるかもしれませんが。もちろん出口に物販コーナーがありお土産が購入できます。また、ツアーでは時間がなくて無理ですがチョコレート作りの体験などもできます。

Brancheの巨大オブジェ 食べられない

工場見学は有料、チョコレート列車のツアー料金には入ってます。なお、工場見学は一度に入場できる人数に限りがあり、ネットでの時間指定したうえでの事前予約が推奨されています。(コロナ禍時だけでなくいつでも)空いてたら待たずに入れるかもしれませんが、相当人気の施設です。工場見学の珍しさというと、そこまでのビックリ度はありませんが。そしてこれは珍しいことですが、Gruyeres城、駅前のチーズ工房、Caillerのチョコレート工場とツアーで訪問した3か所ともに年中無休なのです(今はコロナでダメだけど)。

Broc Fabrique駅

見学後はBrocの駅から再び列車に乗り帰路につきます。

車内でのコーヒーとクロワッサン。ツアー料金に含まれてるサービスだったか自費で注文したのか忘れた。コーヒー横の黄色と紫の小さい長方形はCaillerのチョコ。これはNapolitainとの名で袋に大量に入って市販もあり。

帰りもMontbovonからMOBの線路に入ってMontreuxへ。なお、MontreuxからMontbovonを経由してMOBの路線はZweisimmenまで続いています。通称Golden Passの路線ですね。

夕方再びMontreuxに帰着。このMOBの列車はRochers-de-Nayeに上って行く

Caillerのチョコレートは市中の普通の店、スーパーで幅広く売ってます(Migrosを除く。Migrosは自社ブランドのチョコ)。

パッケージはクリスマス仕様ですが50%とか75%引きとか、夢のような値引き

もしスイスにクリスマス後から1月にかけて居るならば、店によってはクリスマス仕様の菓子類の大セールをやってるかもしれません。クリスマス仕様といってもパッケージが変わっている程度で半額はざら、75%引きもあります。夢のような季節ですが、私が今食べたいのは煎餅!

Caillerの公式HP https://www.cailler.ch/en

Cailler工場見学 https://cailler.ch/en/maison-cailler

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