Airoloのゴッタルドトンネルの建設工事記念碑とNufenen峠

あっという間に11月後半!

一年の総決算をしてもいいくらいの時期ですが、夏から秋にかけてを軽く振り返り。9月中旬、久しぶりにLugano(ルガーノ)からAirolo(アイロロ)まで列車に乗りました。新ゴッタルドトンネルが開通してからは滅多に乗らなくなった各駅停車(といっていい)列車の車窓と、トンネルが下を通過してからは滅多に下りなくなったAiroloの駅。

Airoloの駅周辺、従来のハイキング道が閉鎖されて(赤白線)代替の道(オレンジ線)が提示されている

寂れているかというとそうでもなく、Airoloから車用の第二ゴッタルドトンネルの工事が始まり、駅周辺はあちこち工事してました。ハイキング道もご覧の通り、所々通行止めになり代替の道が提示されてます。

Airolo駅前の最初のゴッタルドトンネル掘削での犠牲者を記念する碑

長いこと気になっていた、最初の鉄道用のトンネルGotthard-Bahntunnel(AiroloーGöschenen)、1882年の開通のために犠牲になった多くの人たちを記念した慰霊碑、私がVia Gottardoを歩いた時に写真に撮り忘れたのを、今回は確認してきました。

慰霊碑の裏側。右側後ろに写ってるのが峠越えもする黄色の郵便バス

正確に言うと、当時は碑の存在に気付かなかったのだけど、駅前にどうしてこれに気付かなかったんかい!と思うような巨大な碑がありました。

Airolo(右)からNufenenPassを通ってUlrichen(左端)へ。バス停留所を示す青の■がバスルート。

Airoloで下りたのは、ここから峠越えのバスに乗るためでした。Airoloから北に向かうとゴッタルド峠ですが(こちらもバス便あり)、西へ向かうとNufenen峠(2458m)を経由してUlrichen。私が乗った便はたまたま峠の上で45分くらい停車してました(10分くらいしか停まらない便もあり)。

Nufenen峠からの眺め。以前歩いたVia Sbrinzの最後の部分、GriesseeとGriespass方向。その先はイタリア

峠からは以前歩いたVia Sbrinzのスイスでの最終部分、Griespassに向かう前のGries湖が見え、感慨にふけってました。景色は素晴らしかったけど、9月中旬、その前後はまだまだ暑かったのに、その週末だけ風がビュービュー吹いて寒かったこと!

Nufenen峠はTicino州とValais州の境界、イタリア語圏とドイツ語圏の言語境界線でもあります

峠にあるはずのキオスク&レストランは「水不足のため閉店」していて風をしのぐことができず、トイレもなく、ああ風邪ひかなくてよかった。Nufenen峠からの下り道の途中にはチーズ作ってるところがあり、でも便数少ないので下りるわけにはいかない、と思ってたら終点のUlrichenの駅前のVolgにそこのチーズが売っていた!流石の地域密着スーパーVolg!

峠の周辺 クネクネがたまらない

そういえば、峠越え前に腹ごしらえしようと入ったAiroloのレストラン、気軽に「赤ワインをグラスに一杯」所望したところ、7フランだったか8フラン計上されていてビビりました。私が住んでるスイス西部フランス語圏は比較的グラスワインが安い傾向にある気がするけれど、知らないところで何となくボーっ値段確認しないで頼むと、一年に1回くらいそういうびっくり体験をしてしまう。ワインは美味しゅうございましたからそれでよかったのですが、たまにそういう体験をしますね。

写真は2022年9月中旬

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