Via Gottardo(6) Rümlingen Viaduct

3日目。地図上端のSommerauからOlten(上の地図外→次回)まで歩きました。SommerauはBaselから各駅停車の列車です。

Sommerau駅 標高450m 10時10分

駅から線路のすぐ脇の小道を歩きます。道標はちゃんとあります。川と線路が平行に走ってますが、30分ほど行ったところで

右手はRumlingenの街

線路の反対側の右手にRümlingenの町が見えてきました。その写真左端に道が線路沿いから下っていくのが見えますね。

前の写真からわずかに下りたらこの橋がドドンと出現します!Rümlingen Viaduct(1855~1856にかけて建造)。高さ25m、長さ128m、アーチが8つある鉄道橋です。橋の手前で道は二手に分かれ、橋から離れていく道と、写真に写っている、橋をくぐって町に入っていく小道に分かれます。

町中に入ると教会の後ろに橋の写真が撮れます。

Rümlingenからは鉄路を離れ、なだらかな丘陵の中を上っていきます。Rümlingenから先も線路は峡谷の中を川に沿って走るのですが、こうしたところは治水技術が十分でなかった昔は川の氾濫の恐れがあり、鉄道以前の道は峡谷を避けて高台を通る傾向があります。私が歩いているのは昔から歩かれていた道なのです。
Häfelfingenを過ぎて、赤丸付きの緑の線が小さなS字カーブを描くところにBurgruine Homburgがあります。城は1240年にFrohburg伯爵Hermannにより建造。この伯爵はのちに結婚した相手の名であるHomburgを相続。1303年に、またまた出てきたBasel司教が周辺の土地を含めて取得、1400年にはBasel市の所有となる。隣の州との緊張関係から城は増築増強されたが、1798年に放火で焼失。フランス革命に感化され権力に反権力勢力による仕業との説も。冒頭の写真もここです。標高650mにあって眺めは抜群。天気が良ければフランスのアルザス、Vosges地方まで見えるそうです。柵などなくて入場自由、無料です。

Homburg の城跡か

天気が悪くてあまりに写真が暗いので、後日撮った写真。2年後の2014年3月中旬に、別コースを歩いたときにFroburgの城を遠くに眺めた写真。このように、高台にあるので見張りにはもってこい。

Homburg城跡についてのサイト

https://www.baselland-tourismus.ch/erleben/sehenswertes/burgen-schloesser-ruinen/ruine-homburg

http://www.waymarking.com/waymarks/WMMG6D_Ruine_Homburg_Lufelfingen_BL_Switzerland

城跡がある丘を下り、久しぶりに線路が見えてきました。Läufelfingen(標高556m)、ジュラ山地の中の町です。1858年に5年の建設期間を経て鉄道が開通したとき、Läufelfingenは鉄道景気に沸いていました。

Laufelfingen駅の手前

スイスの北東から南西に伸びるJura(ジュラ/ユラ)山地。それほどの高さはありませんが、それでもローマ帝国の町Augusta Raurica、中世以降もBaselなどから南に向かおうとしたときに障害になる山地ではありました。Läufelfingenのすぐ南にある2.5㎞の鉄道トンネルは1858年当時ヨーロッパ最長でした。

写真と歩行は2012年4月初旬

Bahnwanderweg 3.SissachからLäufelfingenは13㎞3時間3時間35分の行程

Via Gottardo公式サイトのstage2 LiestalからLaufelfingenhあ21㎞5時間35分の行程

この区間は鉄道やバスがすぐそばを通っていますので、公式サイトの行程案とは別にコースの短縮や延長が可能です。

Solothurn州Oltenの観光案内サイト

Baselland公式観光サイト

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