Via Gottardo (65) Morcote

Morcote:Ceresioの真珠と讃えられるこの町の名はラテン語のMora(石だらけ)Caput(端っこ、頭、先端)の二語がくっついたMaraeCaputに由来し、山や岩の終わり、半島の先端を意味しています。

写真はChiesa di Santa Maria del Sasso。最初に建てられたのは13世紀、1462年にルネッサンス様式、1758年にはバロック様式で再建、改修されてます。

1847年にMelideから湖を渡る橋が完成し、鉄道や車が物流を担うまでは、MorcoteはLugano湖を往来する物資を運ぶ船の最大の寄港地であり、通商の中心でした。Varese、Como、Milanoといった北イタリアからの荷はMorcoteを経由してTicinoからスイス各地へと運ばれました。

1枚目の地図の真ん中あたりにある城はCastello dei Paleari(Castello di Morcote)。ハイキング道のすぐ横ですが、樹木のせいか気づかなかった・・・(よって城の写真は無く、掲示した写真はすべてChiesa di Santa Maria del Sassoを見下ろしたものとその周辺から)古くはローマ帝国時代からMorcoteには見張り塔の類は存在していましたが、1100年頃Milano公によって今の城に近い規模のものが建てられ、砦としても機能していました。

1515年のMarignanoの戦いでMilanoはスイス連邦軍に敗れます。城は1517年にGiornicoの戦いで連邦側についた功績の褒賞としてPaleari家に与えられ、20世紀中頃までPaleari家の所有でした。今では一面ブドウ畑(南斜面なので日当たり最高)の中でワインと食事を楽しめる場所になっています。

https://ticivino.ch/castello-di-morcote-tenuta-a-vico-morcote/

Morcoteは特別な場所でした。1422年、Morcoteの市民2000人はMilano公から武装特権を含む高度な自治権を与えられ、議会、市長、判事を選出していました。MilanoのVisconti家からSforza、Rusca、Sanseverinoと献金する先は変われど、その見返りに湖の通行税、入港税を徴収し、また湖全域の漁業権を握っていました。

スペイン、フランス、オーストリアとも直接関わっていた気鋭の町でしたが、1517年にスイス連邦の支配下になり、以降3世紀にわたりLuganoのVogtei(植民地のような地)に組み込まれました。それでも漁業権、裁判権、税収は確保。

1432年に猛威を振るったペストの後にMorcoteで生き残ったのはわずか7家族。しかしペストが終息した後は科学と芸術に資金を投入、建築家、画家、技術者を養成する芸術学校を創設。中世より多くの芸術家・技術者を輩出してきた誇り高い土地です。

写真はSant Antonio Abataの内部。Santa Maria del Sasso教会に隣接してOratorio di Sant Antonio do Padova、階段をさらに降りるとChapel Sant Antonio Abataがあります。

Sant Antonio Abataから404段の階段を降りるとようやくMorcoteの湖畔。湖畔からすぐ急斜面。湖畔沿いの道から家々が斜面にびっしりと階段状に密集しています。

家々のうち、1483年に建てられ長く貴族の館として住まわれたPalazzo Paleariが現在はParco Scherrerとして一般に公開されています。私行ってないのですが、亜熱帯の植物を含む植え込みがあるらしい。地図では町の西側です。

湖畔に沿った建物はルガーノでも見られた半円状の回廊が軒先にあり、強い日差しを防いでます。ここ、San SalvatoreのケーブルカーとMorcoteからの船の切符がセットで販売されてるくらい、ルガーノのザ・観光地です。湖畔の道沿いにレストランがずーっと続いていて、道の反対側、湖沿いにはびっしりテラス席。アイスが5フラン!!!していてびっくりした、と2014年にメモしているんですが、私、結局アイス食べたんだろうか?憶えてない。当時でも今でさえもアイスは普通3.5~4フランじゃないだろうか。5フランは高いよ。

家々と狭い路地はのんびり散策するのに最適だそうですが、私はこの日7時間近い歩行、しかも最後が足に痛い400m一気下りでへとへとで、おとなしくバスを待つのみでありました。

Melideの駅

Morcoteからは対岸へやLuganoへの船もありますが、私は湖畔を走るバスでMelideへ、ここから電車に乗りました。Melide駅からこのように対岸のBissoneへの橋が伸びています。写真の斜面の上にはCaronaの町があり、列車はSan Salvadoreの山地の麓をくるっと回ってParadisoからLuganoへ向かいます。

写真・歩行は2014年5月初め

Morcote公式観光協会:http://morcoteturismo.ch/en/

Morcoteについて、Ticinoの各観光サイトから:

https://www.ticinotopten.ch/en/villages/morcote

https://www.ticino.ch/en/commons/details/The-village-of-Morcote/2713.html

Copyrighted Image

error: Content is protected !!