Via Gottardo(2)Baselは交通の要所

Basel(バーゼル)駅から一歩足を踏み出すと聞こえてくるのがトラム、路面電車の車輪がレールと触れ合う音。スイスを含むヨーロッパの町では鉄道駅と町の中心が離れていて、鉄道駅を発着するバスや路面電車はごく僅か、ということもありますが、Basel駅からはそれ相当の数の路線が出ていて、市内のたいていの観光施設に乗り換えなしで行けるのではないでしょうか。

トラムの陰に、またトラム。古い車両も新型車両も。黄色の車両はBasellant Transport(BLT)、緑の車両はBasler Verkehrs-Betriebe(BVB)の運行ですが、鉄道・バス・トラムがゾーン内だったら一枚の切符で一定時間内乗り放題のシステムです。またバスなどを含めてこの区域一帯の公共交通機関はBaselに宿泊するともらえるフリー切符で乗り放題になると思います。バーゼル内公共交通の総合サイト(TNW):ここから路線図・運賃・時刻調べができます

Basel駅

バーゼル近くにはスイス・フランス・ドイツの三国国境があります。バーゼルSBB駅ではスイス国内への列車、ドイツへの長距離列車、パリへ向かうTGVが発着しています。アルザス方面への地方列車は隣接するBasel SNCF(フランス鉄道)駅から出ています。
1844年にフランスからの鉄道がバーゼル城壁内に入り、1851年にはバーデン大公鉄道がManheimからスイス国境に向けて鉄道建設を始め、国境間際のHaltingenまで来ました。1854年12月にはこれから歩くBaselとLiestal間に鉄道が完成、Baselに仮駅が作られました。1875年にはBasel-Zurich間、Basel-Biel間が開通。仮駅から、より大きな駅舎を経て、現在の駅舎は1905年から1907年にかけて建設されたものです。今日の写真は2012年に撮ったものでだいぶ時間が経っています。近年の傾向として、駅内に店がどんどん増えてるので今はもっとエキナカ状態になってると思います。

Baselドイツ駅ことBasel Badischer Bahnhof

ドイツへ向かう長距離列車以外の地方列車は少し離れたBasel Badischer Bahnhof(バディッシャー駅)から発着します。SBB駅から北側に、ライン川を渡ったところにあります。このライン川、バーゼルから東ではスイスとドイツの国境線になってもいますが、バーゼルではライン川を越えたところにもスイス領部分があり、このバディッシャー駅は国境間際のスイス領内にあります。その昔はこの駅からSBBの駅まで馬車で乗客を運んだそうですが現在はトラムですね。

駅はスイス領内にありますが、開業時にバーデン大公国とスイスが締結した協定により構内はドイツの関税領域で、駅はDeutsche Bahn(DB)の営業です。ドイツからスイスに向かう長距離列車はSBB駅の前にここを経由し、スイスがシェンゲン条約に加盟する前はここに税関などがありました。

鉄道に加えて水運も大事なのですがそれは次回。

写真は2012年4月

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