クリスマスツリー

今でこそクリスマスツリーは季節を先取り的な感じで早々からお目見えしますが、その昔、家庭では24日の晩を待って飾りつけを始めたんだそうです。大都市以外では店先に少々飾りつけがなされる程度で、至って地味だったそうです。知り合いの子供時代は、24日の晩は「クリスマスの子供」がプレゼントを届けにやってくるからと早くも夜7時には寝かされ、それからご両親が大急ぎでツリーを引っ張りだしたのだそうです。朝起きて階下に行くとツリーとプレゼントが並ぶ、昨日とは全く別の世界が出現している、これはすごい感動だったんだろうなあ、とうらやましい気がします。年中祭り状態の今ではちょっと味わえない感覚です。

ツリーを売り場。12月23日の午後なのでもう、おしまいに近い。

さてこのツリー、本物のモミの木が使われることが多いです。しかも多くは土から切り出された状態で売られています。一か月以上根から水を吸っていない状態で暖かい室内に置かれ続けたモミの木は、24日以降に飾られた時代と異なり樹全体がとても乾燥しています。クリスマスには、本物のロウソクを直に枝につるす風習も残っていますが、この場合はロウソクの火が木に燃え移らないように細心の注意が必要だ、と毎年注意喚起がなされます。

ツリー回収日の道端

日本ではクリスマスの後にはすぐ、お正月が控えているのでクリスマス関連は早々に片づけられますが、ヨーロッパでは割とだらだらと一月になっても残っていることが多いです。一月になり人々が仕事に復帰するころ、自治体によってはツリーを回収に来ます。一度は部屋を飾った木が、道路脇に一斉にごろごろと横たわっています・・・

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