Klausenpass (4) クラウゼン峠からUrigenまで

Klausenpass(クラウゼン峠)を出発します。右の建物がトイレ。黄色のハイキング道方向標示板が見えます。Urigenへの道は手前に延びている立派な道ではなく(この道もハイキング道で、むしろこちらの方が人通りが多い)、左方向にあるはずなのだが、この道がわからない。写真左手の先、谷の中を眺めると遠くに人が歩いているのが見えたので、あの辺が道だな、そこに合流すればいいのだな、と判断。駐車スペースの先(左端)の牛柵をくぐって牛スペースの中に入り、牛を避けつつ下りて行って道を見つける。

道に入ってから振り返った写真。峠にある小さい教会と、小屋(トイレとはまた別)。今までマークがちゃんと付いてたのに、ここだけなかったです。

さらに進んだところで、再び峠方向を振り返るとこんな感じ。道がうっすら見えます。

進行方向。右手には車道。車道と並行に、広い谷の中を歩いていきます。

Klausenpassから40分くらいの所、Klausenpasshöheへの分岐。そのまま真っすぐ進むと一旦舗装車道に出てUntere Balmのバス停があります。

Untere Balm(一番右の青いバス停の印)からハイキング道は二手に分かれます。北側の太いほうの緑線、Urigenまで2時間40分、と南側の細い緑線、まで3時間15分。の”Unterschächen”は多分Unterschächen Postの方のバス停だから、手前のバス停Unterschächen Ribiなら1㎞位近いかも。どちらにしてもこの先のバス停まで歩き続けなければなりません。

周辺はAlp、夏には牛を移動させて草を食べさせて育てています。高低差のある場所で物資を運搬するする装置。

山の上部に白く見えるのは氷河。その水が流れ落ちて滝に。

左手は深い谷が見える高所を歩きます。この日の行程で唯一のベンチ。しかし、足元がスコーンと崖。怖い。でも疲れてたので構わず座って休む。

この辺りは一軒、あるいはせいぜい数軒が隣り合ったおそらく季節限定の酪農農家・チーズ製造所が点在しています。途中のHeidmaneggでは無人販売店があります。手作りキャラメルとか飲み物を仕入れることが出来る可能性があります。この集落から出るところがちょっとわかりにくかったですが、とにかく進行方向に向かってまっすぐに抜ける。

Mettenen(1749m)。太い車両通行可の道路と、緑の中を登り気味の小径の方向標示板がある分岐です。ここからUrigenまで1時間25分の表示。さらにもう少し小刻みの上り下りがあります。花の季節にはとても綺麗ですが、疲労が激しい場合はこのまま左の車道を進んで下り、舗装道に合流してUrigenに向かうことも考えましょう。その場合はハイキング道からは外れ、方向表示板は無くなるので、自分で地図を頼りに歩きます。

細い小径ですが、よく整備されていました。

Hegerwald(1737m)の分岐。Urigenまで50分、500mの下り。これがなかなかきつかった!

日本だったら「温泉、温泉」と言いながら歩くところだけどここにはそのようなお楽しみはない…「ビール、ビール」とつぶやいて済ます。

ようやく家々が現れてきました。

最後の緑の絨毯の中を歩く。

Urigenには1900年開業の宿が一軒、バス停の目の前にあります。昔はここで峠越えの馬車の馬を交換したそうです。バス停近くにはこのホテル・レストランが一軒あるのみ。泊まるにしても、バスで他へ抜けるにしても、一休みして一杯飲めます。スイスと言えども暑い日だった!

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