ÖtlingenからTüllinger Bergを歩きます。最高標高が452mの南北に細長い丘で西側のWeil am Rheinと東側のLörrachを隔てる丘。
Ötlingenの町の端まで歩くと、ハイキング表示板。前述のようにÖtlingenからは複数のハイキング路が出ていますが、今回は右側の道。
丘の西側はブドウ畑
左右に流れるライン川。川の向こうはアルザス、フランス。左手にスイスのバーゼル。こうして見ると本当に、引かれた国境線って何?一続きの同じドイツ語方言を話す共同体じゃないか、と思ってしまいます。アルザスの人もドイツ側の人も、バーゼルの人も、この地方の「方言」とフランス語あるいはドイツ語のバイリンガルだそうで。
ブドウ栽培で使う小屋。
草地&森。バーゼル市民の飲料水はこの丘から採られており、自然保護区でもあり、市民憩いの丘でもあります。
傘さしつつ歩いてる天気なので、この程度の眺めですが、色々考えさせる眺めです。それにしても高い建物と煙突が見える工業地帯と今いる緑の地のコントラスト。
OberとUnterの2つのTüllingen
鉄塔Sender Lörrachはラジオの中継局。ドイツのラジオ放送局の他にSRF、RTSといったスイスのテレビ放送の電波も中継しています。
ハイキング表示板ですが、Otlingenからは赤の菱形の中に黄色のブドウが描かれているマーク、ロングトレイルMarkgräfler Wiiwegli(winetrail ワインの道)の印が付いてきます。全長92キロ、Freibourg – Staufen – Müllheim – Blansingh – Weil am Rheinまでの5行程の道をちょっと歩きました。92㎞なんてドイツという大きな国のほんの一部。Markgräfler Wiiwegliにつなげてまた別のワインの道が菱形の色を変えて続いています。
Markgräfler WiiwegliについてはSchwarzwald(黒い森)観光局のサイトに解説があります:

またOstlingenを経由する別のロングトレイルWestweg。これもライン川と大体平行に南北に歩きますがSchwarzbald=黒い森地帯の、ブドウ畑がメインの道よりもっと自然の中(ワイルド?)を歩く部分が多いのかも。でもちゃんと町と町をつないでくれてます。Pforzheimからバーゼルまでの12ステージ290キロのロングトレイルです。
歩行と写真は2025年4月下旬











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