St-Mauriceの修道院見学(2)宝物編

聖モーリスの廟があった場所の横を下り、

カタコンベ(地下納骨堂)を通ると、

Cloitre(内庭回廊)に出ます

夏でも涼やか。静かな場所。

Tresor・宝物館。これらの品々の中には、展示保管されているだけではなく、実際の宗教行事で現役で使われているものもあるそうです。

金と宝石を惜しげもなく使った小箱。Teudericの聖遺物箱(7世紀前半、ドイツ南西で制作されたものが奉納)

1577年に奉納された、SavoieかPiemonteでつくられた馬に乗る聖モーリス像(銀製)。

聖モーリスの聖遺物箱。12世紀後半から13世紀前半にかけてSt-Mauriceでの製造。

聖Sigismondの聖遺物箱(1160年)。修道院は515年、Burgonde(今のブルゴーニュ)王Sigismondにより開かれました。

カール大帝かその孫が奉納したとされる水差し。金を用いた七宝細工はビザンチン文化の影響を受ける9世紀初めのカロリンゲン朝の作。カール大帝は少なくとも2回St-Mauriceを訪問。

通称Saint Martin(サンマルタン)の器。紀元前1世紀にローマでつくられたか?修道院が建設された515年前後にSigismond王が奉納したか。

聖体顕示台。1264年に当時のローマ法王が法事の際に使用。

通行の要所、グランサンベルナール峠への途上にあり、ローマへの行脚の途中、多くの人々が立ち寄った修道院。王などの権力者は旅の安全などを祈って金銀財宝を寄進しました。

修道院の公式HPから財宝:

https://www.abbaye-stmaurice.ch/fr/culture-patrimoine/tresor/

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