Val Bavona (6)

ForoglioからSonlertoまで歩きます。

13:45 Foroglioを出発して

14時 Roseto(Rosed)が見えてきます。集落が間に牧草地などを介して近接しています。

ここも白壁の教会堂を中心に家が立ち並んでいます。

RosetoからFaedまで、2020年11月時点では倒木でハイキング道が通行不可、Fontanelada(Fontanellata)経由の脇の舗装車道へ迂回するようになってますね。当時の写真を見ると、今までに比べてずっと平坦な所なので何故?といった感じですが。

こうした若い木々が強風か何かで倒れて道をふさいでいるのかなあ。

14:15 Faed(Faedo)に着きました。

川の向こうなど、高低差のある遠くと荷物の運搬をする装置

さて今更ですがBavona谷の歴史を。地滑りや大水などの度重なる自然災害のため、1500年頃には谷にある12の集落(Terre)のすべてから谷の下流のCavergnoやBignascoへ移住を終えましたが、人々は春になると家畜を連れて家や小屋があるTerreで秋までを過ごしていました。この家畜を連れての移動がTransumanzaで、16~20世紀中旬まで続いていたそうです。1983年より法が強化されて谷の開発に制限がかかり、1990年にはFondazione Valle Bavonaという協会ができて谷の文化を守る活動がおこなわれています。

Linescioを始め、またTicinoに限らず各地にありますが、川の向こうや高所へ荷や人を運ぶリフト。一般人は利用できない私用のものや運用が停止しているものはリフト駅の青色マークがついていないので見分けがつきます。例えばこれはCavergnoからとその近くから出ているリフト。

標高450~500mくらいのところから一気に1300m超の高所へ。着いた先には猫の額のような平坦地に切り開かれた牧草地と小屋。下から続いている小道(点線)が残っているのもあるけれど、左端のなどは道が消滅していますね。

これはSabbione近くから。

これはRitorto近く。周りを崖が連続する山地の中によくぞ開拓したなーと感心しますが、谷の北側の高地は谷底よりは太陽に恵まれるので、開拓する価値があったのでしょうね。

写真と歩行は2014年5月中旬

地図は https://map.wanderland.ch/ より

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