2020年7月3日追記分:ハイキングサイトの道を表す線の主に山岳地帯の分が赤や青に変わったのは、コロナとは関係なく、山道(現地では赤と白のマーク)を表すものかもしれません。でも昔のオール緑の方が好みだが。以下は発表当時の文章:
今まで当たり前のものとして存在を疑わなかったものが、手に入らなくなっている。何をのんきなこと言ってんだ!と怒られそうですが、愛読しているスイスの公式ハイキング情報のすべてが載っているサイト、https://www.schweizmobil.ch/en/summer.html 、私は特に地図の部分を見るのがこの上なく好きで、このブログのハイキング記事を書く時には常に参照して頼りにしているのですが、、、、あ、変わっている。数日前までは緑の線が網の目のように表示されていたのに・・・緑線で表された公式ハイキングルート(=年に一度は標識や道の状態をチェックして整備が義務付けられている)が、一部を除いて赤い線や薄オレンジ色の線に代わっている!緑の線からリンクしているコース紹介のページもアクセスできないようになってるのもあります。
健康維持のための散歩は可能なので、一部のルート、ナンバリングされてるロングトレイルの一桁、二桁台のなどは緑の線のまま残っています。しかし川沿い、街中、郊外の緑地などの「安全」、転んだり足を踏み外したりして怪我をする危険性が少ない道は残されていても、山間部に入るとアウトです。緑線に赤い線がかぶせてあります。危険なスポーツは避けよ、病院の負担を増やすな、と要請されているので当然です。ハイキング道の整備も停止されてるだろうし、いつ再開されるかわからない状態なので、「通行、進入禁止」ではない道だとしても、以前のような整備状態も保証されていません。2mの対人距離を保って歩けない、すれ違えない狭い部分がある道もやはりお勧めハイキング道の対象からは外れるでしょう。(4月12日追記:近所の公式ハイキング道(山道にあらず)を歩きましたが以前と特に変わったところはありません。サイト地図を見て遠くの知らない道に行くのはしばらくの間控えて、近所の道を歩きましょう、というところでしょうか?連休中は天気が良いので散歩の人出は多かったです)
明日から多くの州でイースター連休が始まるのを前に、別荘で過ごすなどのための長距離の移動は避けてください、と口を酸っぱくしてお願いされていたので、例年に比べるとTicino州へ向かうゴッタルドトンネルの車の通行量は8割減。それでもやはり行った人はいる。
今朝のラジオの聴視者からの質問を受付ける番組では、食糧を積んだ車で別荘に行って周囲と一切交流をしなければ?キャンピングカーでは?自転車旅は?子供と公園でバーベキューは?などの可否について様々な質問がありました。それに対する回答者の一人の言葉が印象に残っています:今回の超非常事態に対する要請、禁止事項に対し「穴」や「曖昧な部分」はいくらでもあるので、そこをついて(長距離移動も含めて)出かけることはできる。これはダメでこれは良い、矛盾はいくらでもあるけど、これらの規制はウイルスの感染が広がるのを防ぐのが目的で、一人一人のちょっとした行動が大きな意味を持つ。
ここ3週間以上、信じられないほどの快晴が続いています。今日の午後はコートなしで外を散歩していました。人との距離を保って歩いてはいるのですが、春の陽気に誘われ浮かれ気分でかなりの人出。でも、でも、みんな!もうしばらくおとなしく、自分の近所で我慢しましょう。連休中、そして当分の間は各地の人が押し寄せそうな自然の中の名所もしばらく封鎖されます。
Via Gottardoは何が何でもChiassoまでは続けます。そのあとしばらくは、その他のとっておきの知られざるTicino州のハイキング道について書く予定です。Bellinzonaからちょっと先までは地図をキャプチャした画像があるけどその先はどうしようかな。赤い線ではイマイチ気分が乗らないけれど・・・おぉ!紙地図を持ってるわ!紙地図バンザイ!超拡大はできないけど、しばらくはそんな感じで続けます。