Brevine (6)Boveresse

Citadelles(1213m)から一気に谷へ下ります。

ハイキング路(太緑線)、それにその東側を通る舗装路が大きく蛇行していることから見て取れるように、それなりの斜面です。

標高1093m、奥に見える建物はMonlesi。1755年に建てられた大きな家で、歴史家、政治家として知られたAbram de Pury氏の家でした。

鎧戸は、プロイセン王家の女王に敬意を祝して青と白の斜め縞に塗られています。1762年にはこの家にフランスの思想家ジャン・ジャック・ルソーが滞在。ルソーはスイス中(特にフランス語圏)を旅行しまくりで、あちこちにルソーが滞在した家というのがあります。火災後の1799年に再建。

いよいよ最終コーナー的な曲がりの道

Brevineから一山越えた先にある谷、Val de Travers。我々がまず目指すのはこのすぐ下の町Boveresseだけど、画面中央に見えるのが最終ゴールのMotiersかな。

Boveresseの名所はSéchoir à absinthe。1893年に建てられた「Val de Traversに残る最後の(歴史的)アブサンという蒸留酒の原料となる植物を乾燥するための歴史的な木造建物。5月初めから10月初めまでの開館。

Neuchatelの宿に泊まるともらえる、博物館などが軒並み無料で入れる特典パスで見学料が無料になりますが、団体予約以外、個人で見学できる日にちは限定。一人でふらっと訪れるなら、年に一回あるFete des absinthe(アブサン祭り)の日を狙うしかないか?

こちらにある写真によると、意外にも中は広々。原料植物の栽培や乾燥に使われた昔ながらの器具等が展示してあるらしい。

この先のMotiersを含む、Val de Traversの谷及びその西側のフランスにかけて、大々的に蒸留酒アブサンを観光資源にしようとしています。Noiraigue駅内の売店にはアブサン入りのチョコレートなども売ってるのだが、私は蒸留酒はイマイチ苦手なのだ。

写真と歩行は2024年7月上旬

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