Via Francigena (79) Gorges du Trient

Vernayazから本日のゴールMartignyまでは5㎞余り。1時間ちょっとです。

VernayazのMartigny-Chatelard(MC)鉄道の方の駅近くにあるのがGorges du Trient。青い線、Trient川(急流)沿いに形成されたトリアント峡谷。

峡谷は2㎞に及んでいますが、入り口からほんの少しの距離が整備されていて見学できます(有料)。チケットは入り口近くの青い建物(花屋)で買います。

冬の間は閉鎖されていて、4月か5月くらいから10月くらいまで営業。これを書いている3月末時点でいつ開くのか不明。奥に見えるのはMC鉄道の橋ですね。

入場料8フラン(2023年のデータ)。 写真撮りながらゆっくり往復してもせいぜい20分。

川沿いに柵付きの歩道がしつらえてあります。上には落石対策のネット。

スイスで数多くある「見学ができる峡谷」の一つ。

Gorges du Trientを離れ、果樹がずらっと並ぶ脇を歩きます。アンズはValais州の特産。ここ、果樹畑の脇に大きな岩がゴロゴロしてました。岩壁の横を歩いているもので。

Martigny(マルチニー)の街に入ります。まずはBatiaz歴史地区。この小学校は現役。

Ruine de Château(城跡)に寄っていきましょう。St-Mauriceから4時間は歩いてきて疲れている身に、遥か高いところに見える塔。Château de la Bâtiazです。

復元された城に入れるのは5月~10月の間。7,8月は月曜のみ休館、それ以外の月は月・火が休み。2013年、塔には無料でのぼれました。

Château de la Bâtiazが現在の場所につくられたのは13世紀初め頃。現在Valais州の州都であるSion(シオン)の大司教の命でした。

塔の前には中世時代の武器が復元されています。城を巡っては、レマン湖一帯から南を統治するサヴォア候とシオン大司教の間で長らく攻防が続きました。

それというのも、塔の上からはこの眺め。ローヌ川沿岸がずーっと見渡せます。この先はSionーBrigーDomodossolaからイタリアへ。

こちらの斜面はPlanches峠方向か。この右側を回ってDranse(ドゥランス)谷、さらにはVal d’Entremont(アントルモン谷)からグランサンベルナール峠を通ってイタリアに続く道への入り口もバッチリ見張れます。Martignyから四方向に線路が延びているように、昔から交通の要所でした。St-MauriceからMartignyまで16.6㎞、4時間15分の行程(見学時間等は含めず)。

おまけ写真:Vernayazからローヌ川を挟んで反対側、Dorenazからロープウェーが出ていて、標高1100mほどのChampex-d’Allesseまで上れます。

こちらはChampex-d’Allesseに行く途中の眺め。手前右がSt-Maurice方向。ローヌ川はMartignyの先で大きく左に曲がり、Sionへと続きます。一方、フランサンベルナール峠へと続くEntremont谷は右へ曲がった谷。Martignyが重要戦略拠点なことがわかります。

Batiaz城が造られた中世時代を知るツアーもあります。

写真と歩行:Trient渓谷の見学を含むほとんどの写真は2013年6月初め。Champex-d’Allesseからのは2023年8月

Martigny観光協会のサイト:https://www.martigny.com/en/?gt-reset

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