Via Francigena(24)Cossonayへ

Eclépens(460m)から緩やかに上ってCossonay-Villeは標高560mの丘の上。

下に見えるのはCossonay-Penthalaz駅のそばにある小麦貯蔵施設 Vaud cerealesと大型COOP、その左側に広がるPenthalazの町。

2023年2月

丘の上にあるCossonayの町はローマ帝国時代の遺物が発掘されるなど、Orbe郊外のモザイク跡が残る住居跡からSarrazとEclepens間の古道を通って、またこの先のレマン湖畔とも当時からつながっていました。

Cossonayの教会。11世紀にはこの教会をCossonayの領主がRomainmotierの修道院に寄進したり、その後には別の領主が周辺の土地をローザンヌの司教にやはり献上したりしていました。

Morges観光協会のサイト内、Cossonayの教会

https://www.morges-tourisme.ch/en/P4981/cossonay-temple?group=1086

2013年にRomainmotierから5時間以上かけて歩いた末にたどり着いた時には、青い空の下の教会を見て本当に嬉しかった。食事処は何軒もあるし、劇場と映画館があっていいとこだなあ、と思った。

しかしその後何度か再訪するたびに、町内を通過する車の多さを感じるようになった。大昔から交通の要所だったということは、自家用車がいきわたった今、交通量がとにかく多いのが難点。

Cossonay-Ville(Cossonayの町、標高570m)からは、MBC (Transport de la région Morges Bière Cossonay) のバスでMorges駅まで移動するか、麓の鉄道駅Cossonay-Penthalaz(434m、地図の右下)から鉄道を利用するか、となります。

Cossonay-Penthalaz駅までは町中心部から少し離れた、左の赤矢印の所にある駅からやはりMBCのFuniculaire(ケーブルカー)で下りられます。

2023年2月

町中心の交差点に「Cossonay-Ville Funiculaire」の表示看板が出ています。右の建物がFuni駅。30分に1本。

2023年2月

またはFuni駅への通りもある交差点から下りる道、70番のVia Francigenaハイキング指定道を歩いて下に下りるかですが、この交通量の超多い道が厄介なのです。交差点(ロータリーがあるところ)から車道をしばらく歩いて、途中の赤矢印の所で車道を離れて土の小道に入るのですが、小道につながる側の車道の歩道が途中で切れるので、残念ながら交差点から最初は進行方向右側の歩道を歩き、ここぞの所(黄色の方向表示板はちゃんとある)で横断歩道も何もない所を気合で(車が切れた所を見計らって)渡るしかありません。あるいは車道の端ギリギリ、歩道がない所を歩くか・・・

2023年2月

小道に出てからは問題なく林の中を下りていけるのですが。

2023年2月

駅の横にある、小麦貯蔵施設が見えてきました。

2023年2月

横にはケーブルカーの線路。

2023年2月

ケーブルカーはMBCの系列なので緑の車体。一両編成。ほとんどの住民は車を利用していると思われる。

この写真だけ2022年6月

SBB/CFFのCossonay-Penthalazの体面に、Funiculaireの駅。創業は1897年!

残念ながら、Cossonayは町の中心も周辺もとにかく車の量が本当に多いです。Cossonayの町から鉄道駅までは無理せずケーブルカーを利用した方がストレスがないかもしれません。また、La SarrazからCossonay-Villeまでは今回通った道の西側、Dizyを通る道の場合、大部分が森の中で静かなハイキングができます。Via Francigenaというのは昔からメインの道なので、車&鉄道など他の交通路と重なってもいるのですよね。

歩行と写真は2013年4月下旬、2023年2月中旬

Cossonay観光公式サイト:

https://www.morges-tourisme.ch/en/G1086/cossonay

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