ワインを買おう(3)「試飲」ができて買える店、2軒目

Bransonのバス停から。三角屋根が目印です

お次はPavillon agritouristique「Fol’terres」。ワインに限らず地元の農産物を集めた場所です。Gransonの集落の下、バス停「Branson, Pont du Rhône」からすぐ。「ブドウ畑の中を歩く」の連載の一回目、ハイキング路の途中から見えます。

平日は金曜午後に行ったのに、ひっきりなしにお客さんが出入りしてました。広々とした内部は全面ガラス窓で明るく、外には広々とした芝生とテラス席、オッシャレーな感じで客層もそんな感じ。

全面ガラスの店内

問題は、手元で確認できるメニューが無かったこと。店員「ワイン、ビール、コーヒー、お茶、何にしますか?」客(私)(何のワインがあるかなーと意気込みながら)「ワインを。メニューありますか?」店員「ありません。私がメニューカードです!赤?白?ロゼ?」私「赤」店員「○○、△△・・・・(ブドウの品種の名前)」

後で店内を見まわしたら、壁(窓)の一か所に大きく一枚、開いてるワインのリスト(10種類で2週間毎に入れ替え)が掲げてありました。テーブル毎のメニュー紙が無いのは、いつものことなのか、コロナ対策でなのかは分かりません。飲み物のオーダーが口頭でのやり取りのみで済まされるのも、他の飲食店でも良くあることですが、店員さんとのやり取りが英語でも通じるのかどうかは不明(店員さんにもよると思う)。しかし会話に問題がなくとも、グラスワインを選ぶ基準に「値段」も重要なわけで、頼んだワイン(ここは1dl=100mlの選択のみだと思う)の値段を後で知った時には(7フラン)、ちょっと唸ってしまいましたわ。壁のグラスワインリストには値段明記で4.5~8フランくらいの幅だったかな。

ワインが並んだ棚、前述の店より値段が高め。ワイン以外にも、多種のチーズがガラスケースに陳列されての量り売り、地元産であろうクラッカーみたいなの(美味しいよ)等々おつまみになりそうなのが店内すぐそばに美し~く並んでいました。サイドメニューは特にないようでしたが、つまみが欲しけりゃそこで買ってワインのお供にしていいと思います。全体的に、こじゃれてます。ワイン以外のお土産になりそうな食品、高いけど綺麗、キレイだけど高い、が揃ってます。

見渡すと、この日はワインよりビール飲んでる人のほうが多かったかなあ。「ワインの試飲」をうたっている割にはワイン率少なし・・・ここも少なくとも私が見た限りは「買う」より一杯飲んでしゃべって帰ってく人が多かったです。

ボタンを押すと2、4、8フラン分のワインが出てくるらしい装置

試さなかったけど、入り口そばにワインが8種類、装置の中に陳列されていて、ボタンでそれぞれ2、4、8フラン分、出てくるようでした。ブラインドテストで銘柄あてなどもできるようで(有料)、次回の機会があったらみてみます。店のHPを見ると夕方からはワインとチョコレートの組み合わせなどの企画イベントもあるようです。室内と前面の芝生スペースを借り切っての2次会などにも使えますとあるので、その際は個人が行っても入れないのだろうか?

ここまで2軒、店ごとに個性があって雰囲気は全然違います。次回はSaillonの店。

試飲といえば勝沼ぶどう郷のぶどうの丘、越後湯沢駅のぽんしゅ館を思い出します・・・もう何年前になるかしら~~~

写真、店への訪問は2022年1月下旬、その際の記録です

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