スイスのスポーツレジェンドの正装

«Sports Awards – die Besten aus 70 Jahren»先日テレビでこの70年間での最優秀スポーツ選手を選ぶ番組があり、男女それぞれ6人のレジェンドが勢ぞろいしていました。日曜日の夜8時からの2時間半というゴールデンタイムの晴れ舞台にどんな服装で臨むか?日本でも、盛装が求められる場やビジネスシーンなどで、スーツ着れば何とかなる男性に比べると女性の服装には悩みますよね。

男性陣:蝶ネクタイありでもなしでも

男性は黒や紺系のスーツ。中のシャツが明るい色なら蝶ネクタイつけるのかな。

Lise-Marie Morerod

一方の女性陣の服装はフリーダム。この日の女性で最年長のLise-Marie Morerod(アルペンスキー)はレースたっぷりのブラウスにフレアースカート。実は彼女のこの服装に意表を突かれ、この記事を書くきっかけになりました。

30代のAriella Kaeslin(体操)

一方の最年少、30代のAriella Kaeslin(体操)。ボトムは黒のピッタリパンツ

2013年12月のTV画面。ドレス姿の鍛え抜かれた女性アスリートと中央に司会者

例年はその年に活躍した選手5人からチャンピオンを決める趣向なのですが、今年は国際大会も国内大会もろくに開かれなかったからか、戦後スポーツ界の総まとめ的な選出に変えたのかと思います。上の写真は2013年のSports Awardsのステージ(有観客!)、アスリート全員ドレスです。20~30代の現役女性選手ですからね。

今年は間隔を置いてレジェンドたちが座っていて

左はBernard Russi(アルペンスキー)

3人ずつ前に出て司会者とお話するという趣向。

前に出ている3人以外は座ったままおとなしく聞いています(コロナ禍ですから)。

Werner Günthör(砲丸投げ)とVreni Schneider(アルペンスキー)

Vreni SchneiderとSimon Ammann(スキージャンプ)

Vreni Schneider(アルペンスキー)はレザーパンツ!

左よりDario Cologna(距離スキー)、Erika Reymond-Hess(アルペンスキー)、Roger Federer(テニス)。

Erika Reymond-Hess、こちらは結果発表後のスタンディングオベーション時で、インナーが光沢あるおしゃれなもの。

最後の3人、右手のスクリーンのSimone Niggli-Luder(オリエンテーリング)は現在スウェーデン滞在中なのでリモート出演。オリンピックに採用されていない競技からの唯一のノミネート(過去には年間最優秀選手に3回選出)

Simone Niggli-Luder(オリエンテーリング)

これはほぼ普段着でしょうか。

フィギュアスケート、ビールマンスピンでお馴染みのDenise Biellmannは現役でアイスショーですべってます。最優秀者選出はアカデミーの人たちと一般人の電話投票(画面右に映ってる番号にかける)が半々カウントされます。

Biellmannはスリットが入ってるらしい長ドレスで足を見せてくれています。ええ、フィギュアスケーターですから。左はPirmin Zurbriggen(アルペンスキー)。

結果発表。Vreni SchneiderがErika Reymond-Hessに大差をつけて勝ったのですが、二人とも前後する期間にアルペンスキーで活躍し、友人同士。

男性アスリートも大差でFederer。黒のタートルネックにダブルのスーツ。ユニクロではないと思う。

異なる競技、異なる時期の選手を比べることは難しいですが、この二人に関しては他とは一線を画しているので文句なし、というか事前に予想がついた結果でありました。

この二人の他に、最優秀スポーツチーム、パラリン競技者、指導者、期待の新人賞もありました。来年は普通にその年の最も活躍したアスリートを選ぶ祭りになってほしいです。

インタビューで選手時代や現役引退後の経済状況を聞かれた人もいました。実際、大金を稼げる(かもしれない)サッカーやテニスと違って、日本のような企業選手のシステムもタレント転向の可能性がほぼないスイスでスポーツ選手を続けるのは大変です。うっかりちょっと才能があったがために職業訓練の時機を逸することもあるわけで、そうなるとスイスでの残りの人生は厳しいです・・・

写真はSRFのテレビ放送から。

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