Via Gottardo (40) Strada Alta

前回FaidoからAiroloまで東から西に、谷の底部分を鉄道と高速道路と絡まるように歩きましたが、今日はVia Gottardoの番外編、AiroloからAlta(=上)のStrada(=道)、谷の中腹の標高の高い所の道を歩きます。

今日は2番の道、Strada Alta 7番の道とは駅の逆側、北側から出ます 左の建物が駅、正面の山がGottardo山塊の一部で峠はたぶん山肌の右、左へ進むとNufenen峠を通ってValais州へ行ける

ErstfeldからGottardoを通ってChiassoまで、7番の道Via Gottardoと2番のTrans Swiss Trail=スイスを縦断する道の二つのロングトレイルが通っています。2番と7番の道は全く同じ道のこともあるし、ちょこっと違ってるところもあります。AiroloからBiascaまでは7番が下を通るに対し、2番は谷の北側斜面の高い所を平行に通っています。今回は2番の道から前回歩いた経路の一部を上から眺めてみましょう。前回の記事は天気が悪くて写真がイマイチでしたが晴れればこのように遠くの山が見通せます。Airolo(1141m)からまずは上っていきます。最初にValleの集落。黄色のハイキング標識は最後までよく整備されていました。この辺りは6番のロングトレイルとも共通です。
Airolo駅は画面左寄りの中央の下。正面の山肌に見えるまっすぐ延びる道路はNufenen峠への道かな?Gottardo峠は山を回り込んで右かな?Madranoの集落。Madranoまでは家々が続いていますが、ここを抜けた後は緑地が広がり、道沿いに点在する集落をつないでいきます。道は古くから歩かれてきたもので、道の左側に見える石垣はこの先も度々見られる、古の時代からあるものです。十分な治水技術がなかった時代には谷底の道よりこちらの方が安全に歩けていました。標高1300mは越えたかな?

飛行場 ぶんぶん飛んでる

下に見えるはPiottaの飛行場です。この日はぶんぶん飛んでいました。広い緑部分にある、地図上ではStne Ambri-Piottaとあるのがホッケースタジアム、熱狂的なファンで知られるAmbri-Piottaのホームです。

すごい傾斜のケーブルカー 途中駅のAltanca

前回は下から見たすごい傾斜のケーブルカー。途中駅のAltancaを通ります。ケーブルカーの線路と、緑のパイプは水力発電に使う水を送る管。

Altancaの集落

Altancaの集落(標高1390m)。見たところ建物はUriスタイルの木の家。この先南にいくに従って石造りの家が増えてくるそうですが、それは先の話。
一応集落ごとにバス停がありますが、バスの頻度は2時間に一本とか、そんな程度です。終バスも早い!谷底の車道を走るバスは1時間に1本はあったが、やはり上の集落道は交通が不便。集落の規模がずっと小さいからね。しかし眺めは良かった。飛行場のあるところこそ平地が比較的広くありましたが、その先の谷底が狭くなっているところ、鉄道・車道・川が一気に接近している箇所も上からならこうして分かります。

https://map.wanderland.ch/

今日歩いているのは谷の北斜面ですが、反対側の向かいの斜面にも集落、そして道があります。光の加減で一か所きれいに照らされる緑の中の集落とそこの小さな教会堂が見えて、ちょっと神秘的でした。地図で見るとGioettかな。しかしそちらの斜面の集落にはバス便は無い。
Deggioの集落。Airoloから3時間くらい。Quintoのほぼ真上です。

Deggioの先のSan Martino。ここは家が数軒。指定ハイキング路から少し外れたところ(周りに何もないので遠くからでも見える)に小さな教会堂がありました。緑の中の真っ白のかわいい建物。Leventinoの谷で最も古い教会堂の一つで西暦1000年位にできたかも、だそうです。中には入れません。私はここからバスで戻り、この先は未踏ですが、ここから3時間くらい歩いたところにあるOscoは中世の時代から荷役の中継地点として賑わっていた場所だそうで、1237年に書かれた荷役人に対する覚書が残っているそうです。

歩行、写真は2013年10月上旬

荷役の人が通った道なので危険個所は避けてあって歩きやすいです。ただし集落が小さく、トイレ休憩できるところがほとんど無いのが問題点です。

ロングトレイルTrans Swiss Trail Airolo-Osco間の公式サイト

Ticino州北部の観光公式サイト

https://www.bellinzonese-altoticino.ch/

Ticino州の公式観光サイト: https://www.ticino.ch/en/

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