Via Gottardo(28) AndermattからHospental

https://map.wanderland.ch/

久しぶりのVia Gottardo、今日はAndermatt(標高1436m)を出発します。

Andermattの博物館。昔の暮らしを紹介

Andermattは交通の十字路、東へはOberalp峠、西にはFurka峠、そして南にはGottardo峠が続いています。Gottardo峠への道が本格的に運用されるようになったのは、GöschenenとAndermatt間の峡谷、難所に橋が架けられた13世紀以降。それ以降、経路上にあるAndermattは中継地点として発展します。

1882年に鉄道トンネルが、1980年に車用のトンネルが開通してAndermattは近代交通システムから外れた存在になりましたが、1926年にFurka-Oberalp-Bahn(現在はMatterhorn-Gotthard-Bahn)が開通してからはスキーリゾートとして、また軍事施設が地域経済を支えてきました(軍事施設は現在は大幅縮小)。鉄道はAndermattから西にBrigを経由してZermatt、東はDisentis、北へはGöschenenへと続きます。

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Andermattから南西に4㎞弱、Hospental(1452m)までは平坦な道をのんびり1時間、歩きやすい道です。町を抜けて振り返ったところ。近年、大型複合宿泊施設がオープンしたそうですが、この写真を撮った2013年は建設中で、左奥に工事用クレーンがちょっと見えますね。中央の山の間をDisentisへの鉄道が続いています。Reuss川沿い、AndermattからBrigへの鉄道と平行に歩きます。北側に見えるのがSpitzigratをはじめとする3000m弱の山々。この山塊は南西に連なっていて、西の先にはFurka峠。南西のHospentalがある方向、真ん中のピークはWinterhorn/Pizzo d’Orsinoでピークの南側はTicino州。南東方向にドーンとあるのがGottardoの山塊。Gottardo山塊にはGottardoという名のピークはありません。この右手にHospentalがあり、そこから山塊の横を上っていきます。北東方向Andermattの町が見えます。中央のくぼんだ所をジグザグに登っていく白い道が見えますが、これはDisentis方向、Oberalpに向ってジグザグに登ってく線路です。Andermattを出発してすぐ、地形的な事情で谷を避けて山に取り付きます。右手の山々のピークの一つがRossbodenstock(2837m)で、この山の向こうはグラウビュンデン州、ドイツ語からロマンシュ語が話される地域に代わります。再びHospental方向。左側にある二つの山塊の隙間がGottardo峠へと続く道と思われます。Hospentalにかけての平地にはゴルフ場があり、その横を歩いていきます。赤い電車が走ってきました。Hospentalの町が見えてきました。

Reuss川はHospentalでFurkareussとGotthardreussの二手に分かれます。ここからは写真の左に流れるGotthardreuss川を遡って歩きます。さて今回の写真で山の同定ができたのはアプリpeakfinder.orgのお陰です。パソコン版は無料でとても便利。この場を借りてお礼申し上げます!

写真は2013年10月撮影

AndermattからはHospentalを経由して二つの峠越えバスが出ています。Gottardo峠経由でAiroloまでと、Furkapass経由でOberwaldまでの二本。

Andermattには多数のホテルとレストラン、スーパーCOOPがあります。

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