Via Gottardo (29) Hospental

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GöschenenとAirolo間の2本のトンネルのうち、鉄道トンネルはGöschenenからAndermattの下を通って最短距離を通っていますが車用トンネルのほうはGöschenenからHospental(ホスペンタル)の下を通っていますね。Gotthardreuss川には2基の橋が架かってますが、こちらは古いほう。歴史的な古さらしいです。橋を渡ったところから。黄色のハイキング方向表示板が橋の上についてます。橋からは町のメインロードともいえる道が延びていて、両側にホテル&レストランが7軒、食事処が2軒。町の規模と道の長さからすると驚きの軒数。ロバの背に荷を乗せ歩いた頃も、荷馬車で通れるようになってからも、さらには車の時代になっても、ドイツなど北ヨーロッパからイタリアに抜ける際に一休みしていった場所でした。またHospentalの宿番外編としてはHospentalとRealpの中間のバス停Hospental, Zumdorfには一軒宿兼レストランがあり、私は泊ったことも食べたこともないですが、頼むと送迎もしてくれるようです。
Hospentalは9~10世紀にかけてDisentisの修道院が宿泊施設を整備したことから始まりましたが、石器時代に人が住んでいた痕跡が残ってます。大昔からOberalp峠とFurka峠を経由しての東西交通路の中継地点でありました。

石畳の道を上りきったところにあるのがKirche St.Karl。1717年の建築。1669年の火事により、町の建物の多くがそれ以降の築です。

道の川側にある丘に塔があります。地図上ではBurgruineとある所。Turm der Herren von HospentalあるいはLangobardenturm(北イタリアのロンバルディア式の塔)と呼ばれ、13世紀に建てられましたが15世紀以降は人が住むこともなく、1898年に全面改修。現在は自由に中に入れます。ということで登ってみました。塔からの眺め。この町の建物は屋根の色が灰色でした。中央の割れ目のようになってるのがGotthardreuss川。画面上で川の右側をジグザグに走る道を上っていきます。上の写真から更に左を眺めると、Andermatt、そこから山の間を通ってOberalp峠、Disentisの大修道院へと続きます。AndermattからHospentalまで3.8㎞、1時間弱、平坦です。今回の写真は2013年10月に撮影。ちなみに、Hospentalからこの先のGottardo峠まで私が歩いたのは6月下旬です。10月では徒歩での峠越えには遅すぎ、危ないと思います。

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