今日の一皿 麺類、しかも蕎麦粉&パン@Poschiavo

Graubünden(グラウビュンデン)州のなかでも、Poschiavo(ポスキアヴォ)を中心としたイタリアと接する地域ではイタリアのロンバルディア州Valtellino(ヴァルテリーノ)の料理が味わえます。

まずはPizzoccheri(ピッゾッケリ)はそば粉使用!寒くて土地がやせていて小麦粉がとれない地域で栽培されているのが蕎麦。蕎麦粉と小麦粉が8対2とか、2対1とか、そんな配合だそうです。

PoschiavoからLe Preseに行く途中。これってソバ?

そば粉ゆえに長く伸ばせないけどショートパスタと呼ぶには長い7㎝程度の短冊状の麺に、ゆでたキャベツとジャガイモ、仕上げにチーズのソースが合えてあります。チーズはここからイタリアにかけて生産されるCasera(チーズ小屋の意味)チーズ。

こちらがTaiadin

お次がTaiadin(タイアディン)。うどんのような形状でもちもちした麺で、小麦粉使用です。こちらもCaseraチーズと玉ねぎ(ほとんど認識できず)が加わったソースであえてあります。肉を食べる気分じゃない、という時に、やはり麺は落ち着くわ~

こちらはPizzoccheri alla valtellinese そば粉使用

2018年、値段は16~18CHFでした。

Poschiavoの博物館で撮りました

もう一つはパン。この地方の伝統的なパンは丸くドーナッツ状、それはこのように穴を棒に通して干しておいたからです。昔は焼くのが年にたったの数回!で、干して長期保存、こうしておくとネズミにかじられない、とありました。うむ、確かにネズミが触ろうとしてもクルクルと回ってうまくつかめなさそう。

ホテルでも朝食にこの形状のパン、すでに切ってありましたが出てきました。今ではもっと頻繁に焼いているに違いない、けど。

写真を撮らせていただいたPoschiavoの博物館は町の中心から川を挟んだ向かい(駅の側)。1649年建造の建物を博物館に転用したもの。Poschiavoに2泊以上するともらえるGuest Cardで無料で入場できますが、開館時間が夏期のみでしかも午後2時からと短いのと、内容的にものすごく珍しいものがあるというわけではないので無理して見に行くほどではないとは思いますが、このパンの展示にはびっくりしたわ。

http://musei.gr/category/de-museo-poschiavino/

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