Ospizio Berninaから、再び南に進路を取ります。ここからPoschiavoまでは2012年と2018年の2回歩いてまして、今回は2018年の写真をメインに、時折2012年に撮ったものを混ぜてます。
ハイキング道は線路沿いに歩く道と、東側の山の向こうに行く道(線路から離れ、Bernina峠がある車道に沿ってRösaなどへ続く)があります。今まで寄り添ってきた鉄道と車道がPoschiavoまでは分かれます。Bernina峠からPoschiavoまでは、一般の車両が通れる車道はなくなり、アクセスは鉄道、歩き、マウンテンバイクに限られます。Bernina峠は駅から50mくらい上ったところ。現在のOspizioの建物は19世紀末に建てられました。標高2310mにあって冬期も通行可能!ただしPontresinaからのバスは秋、通常10月下旬でお終いです。
峠の歴史は石器時代までさかのぼれるし、紀元前のローマ人も使っていましたがメインにあらず。交易路として発展したのはもっと後のこと。16世紀、この先のValtellina地方が今のグラウビュンデン州の原型に当たるDrei Bünde (Three Leagues)に加盟し、イタリアのVenise(ヴェニス)とDrei Bündeの中核都市Chur(クール)を結ぶ最短路として重要性が増してからです。
翡翠色したLago Bianco(白い湖)に沿って歩きます。
湖の南端にはダムがあり、その先から道は二手に分かれます。30番の道はここから(2222m)Alp Grüm駅まで(2107m)緩やかな下り、ほぼ平坦です。それに対し進行方向右側、33番の道はSassal Mason(e)(2355m)まで上り、大回りして30番の道に合流します。
中央に見えている平地がVal Poschiavo(ポスキアーヴォ谷)。
真ん中で大きく弧を描いているのが線路。画面奥、山の端っこにAlp Grümの駅。そこから線路はジグザグに山を下りていきます。
Sassal Mason(e)の建物です。ここからの眺めは良いです!同じ名前の3000m超の山の頂が隣にあります。
氷室があり、今でも倉庫として使われてます。
Palü氷河。Alp Grümの駅のホームからでも、車窓からでも見えますが、ここまで来たら日焼け対策は忘れて、太陽を浴びながらお茶を飲みたい。
Sassal MasonからのAlp Grümへの下りはそれなりの山道です。よく整備されているので天気がよくて足元が濡れていなければ危険性はないと思いますが、足や膝に心配がある方はLago Blancoのダムのそばの分岐まで上ってきた道(こちらの道はまっすぐで幅広)を戻り、ほぼ平坦な30番の道からAlp Grümに歩けます。
Ospizio Bernina駅からSassal Masonまでは1時間くらい。Ospizio駅からSassal Masonを経由しないで直接Alp Grümへは1時間半くらいで着くのではないでしょうか。
コメント
絶景かな絶景かな♫ ここも良いですね!
この夏は山へ行けない代わりにほぼ毎週三浦半島にSUPに通いました。東京が海から遠いと言ってはいけませんね。島国のメリット満喫せねば。