Thusisへの道と同様、駅の南側(川側)、駅から斜め下に降りて”Dorf=町”に向かって歩きます。スイスの他の多くと同様に、ここも町と駅の間に距離があります。川に沿って車道(歩道あり)を歩くと右手の小高い丘に教会の塔が見えてきます。
町は川を渡った先にあります。青銅器時代から人が住み始めていて、教会は6~7世紀からこの地にあったそうです。Tiefencastelの町にはパン屋、ホテル、レストランに加え、キャンピング場もあります。人口230人、ロマンシュ語を母語とする人の割合が今でも38%。
この町はSeptimerとJuliarのアルプス越えに重要な二つの峠に向かう車道の分岐点です。町への入り口を過ぎたところにロータリーがあるので、その下の歩行者道を渡ります。
Tiefencastelを離れ、Alvra(Albula)川沿いの道を行きます。多数のハイキング道が出ていますが、今回歩くのは33番の道です。やがて道はやや暗い森の横を通るようになり、50分くらい歩くと川の反対側にSuravaの町が出てきます。食事処、バス停、それに町から距離がありますが鉄道駅があります。
更に1時間くらい歩くとAlvaneu(アルヴァノイ、ドイツ語のeuはオイと発音)がやはり川の反対側に見えてきます。AlvaneuにはBadとDorfがあり、Badは川に近い方、温泉施設があります。Dorfはもっと上に行ったところで今回は通りません。
屋根付き橋を渡ります。すぐ横には温泉施設とゴルフ場。
この辺り、2013年に歩いたときはハイキング道表示がわかりにくかった(足りなかった)ので、今はどうなっているかわかりませんが、少し丁寧に書いておきます。感覚としては川の先にアスファルト道、その先の緑の斜面を上って、Alvaneuの鉄道駅まで行きます。
ハイキング道がわかりにくい場合は、焦らずに普通にアスファルト道を歩いてAlvaneu駅まで行ってください。といっても上の写真がAlvaneu Bahnhofのバス停と線路、Alvaneuの鉄道駅。駅と言ってもほぼ何もないですが。よく見ると赤白マークが柱についています。Tiefencastelからここまで2時間くらいです。
正直言って、Tiefencastelからここまでは、特に見所があるわけではないのでAlvaneuまでバスか列車に乗ってもいいでしょう。その際に注意すべきはAlvaneu駅には早朝に一本、夜に一本しか列車は止まりません。日曜日にはもう一本増えてるけど。Alvaneuへは鉄道よりもバスを使うのが現実的ですが、バス停”Alvaneu Bad, Dorfplatz”はAlvaneu Bahnhof止まりだとか電話で呼び出すオンデマンドタイプだとかが混じっていて、なかなかに手強いです。
バス停にある時刻表をチラッと見ただけだと間違う恐れあり。33番の道はAlvaneuの駅を越えずに線路を左に見て歩く道でしたが、私は線路を越え、線路を見下ろしながら歩く方の道を行ってしまいました。後で33番に合流できそうだったのでそのまま歩く。こちらも道標がついてるハイキング道。複数のハイキング道がある所では道標があっても自分が歩こうと思ってた道ではない可能性もあるので、時々は地図とチェックすると安心です。33番の道は草の中のもっと細い小径を行くようです。
この辺りは牧畜地帯。建物のすぐ右側の道を歩きますが、道が少し薄い可能性もあります。33番の黄色の道標よりもWasser Wegの標識の方が多いかもしれません。Wasser Wegでも橋まで行きます。写真の右奥に、橋が見えてきました!。
歩行、写真は2013年10月