スイスの西部、フランスとの国境(太い紫の線)にも近いSte-CroixからVerrieresへと歩きます。予想所要時間は4時間。赤の線はたどった経路を書き加えたもの。本来は山道(赤の線)ではなく、全行程歩き易い黄色のハイキング道です。
Ste-Croixは何度かこの連載でも取り上げています。以前はVia Francigenaの出発地点。またSte-Croixの北西にあるAubersonを起点にフランスとの国境地帯を歩くコースもあります。Ste-Croix駅の標高は1068m。駅とCol des Etroits(1152m)の間は以前Aubersonから東へ歩いた際に下りてきたこともあります。
Ste-Croixは古くから精密機械工業、特にオルゴールやタイプライター製造の工場が栄えていました。駅からこのように大きな建物。
学校ですが、
壁に控えめに描かれているのは、左側の茶色のがオルゴール(♪付き)。右上に歯車。
現役の映画館もありました。映画館の存在は何らかの産業で栄えていた印。地方都市に意外としぶとく生き残ってたりします。
駅から北へ上ってきて、町の中心部を見下ろしたところ。
Col des Etroits(1152m)には国境近くということもあり、第二次世界大戦時に設置された戦車に対する防護用のコンクリートの建造物、通称Toblerones(空港で売ってるチョコレートの形状にちなむ)が保存されています。ここからハイキング道が分岐されており、今回は最終目的地がVerrieres、途中経由地がCote des Fees。
Col=峠なので、ここからは下ります。森の中の道を下って下方に見えるのがLa Noiraigue川が形成する谷(1026m)で、
車道を横切ったら対面の丘の間の谷の道を進みます。
奥に見える小さな頂はRoches Blanches(1470m)と右側にMont de la Maya (1466m)。なお本日は高い頂はほとんど見えないです。
La Vraconnaz(1108m)の集落を通り抜け、
奥に見えるのがChez la Besse(1140m)と地図で見える農家の建物。この家の少し先、舗装路を少し行った先からNeuchatel(ヌーシャテル)州となります(今まではVaud(ヴォー)州)
Vraconnaz集落を振り返ったところ。
州の境といっても柵があるわけで無し、特に変わったところがあるわけではないのでスマホのアプリ地図で確認しながら歩くと、
道から少し入ったところにありました。見に来る人がいるらしく、草の踏み跡があるので分かります。
1880(年)の表記。
Vaud州の紋章。LPは紋章にもあるLiberté et la Patrie
こちらは縦楕円の形に彫られている跡。以前見た、フランスとの国境にあった、Neuchatel州の以前の紋章の中の矢尻模様が見えなくなっているものでしょう。現在でこそ州の境に過ぎませんが、Neuchatel州は以前はプロシア(現在のドイツの一部)に属していたので、その頃にはこの境界はドイツ(の飛び地領土)とベルン州の支配下にあるVaud州であるスイスの境だったわけです。
歩行と写真は2026年7月下旬





















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